おひさまの日記
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2011年04月07日(木) |
今ここという質の中にいる時 |
朝、眠りと目覚めのはざまに、 私は漂っていた。
ひとり「そこ」にいるのだけれど、 どこかど、誰かと、 対話しているような感じもする。
私は軽く膝を抱え、 「そこ」にいる感覚をただ感じている。
どこへともなく私は言った。 いや、言ったのか、 それとも、ただ思っただけなのか、 それはわからない、 けれど、私はこんなふうに感じていた。
今、ここ、という質の中にいる時、 なにもない。 恐れも、不安も、苦しみも、ない。 私はただここにいる。 すべては私の中にある。
目覚めてから時間が経てば経つほど、 そのとき自分が口にした、 あるいは思った言葉が遠ざかってゆく。
そして、残っているのは、 その「感覚」だけ。 けれど、その「感覚」は強烈に残っている。 今でも感じられるほどに。
私は、ただただ穏やかで、満ち足りて、 「そこ」こそが私達が本来在る場所なのだとわかった。 来たかったのはここなのだ、と。 やっと来たんだ、と。
穏やかさと心地よさの中、 膝を抱える自分を見ていた。 他人がそれを見るように。
他には誰もいなかったのに、 私はひとりではなかった。 どこかとつながっていた。 何か大きくあたたかいものとつながっていた。
はっきりと目覚めて、 私はこの体験を覚えていたくて、 ぼんやりしながら、 隣にいたabuに、
「このことを、 メルマガに書かなくちゃ。 自分の内側にね…」
そう言いながら、 言葉としての記憶は遠ざかり、 表現に困った私は、 また、いつの間にか眠りに落ちた。
押し寄せてくる。 どんどんやってくる。 体験が私に示そうとする。
私(私達)は何者なのかを。
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