おひさまの日記
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腹が立つときの自分を観察してみた。 最近はウェブの仕事が多く家にこもっているので、主に家族に対して。
私がカチンと来て、ぐだぐだ言いたくなるのは、 どうも、相手の態度が好ましくない時のようだ。 冷たかったり、そっけなかったり、スルーされたと感じる時、 はぁ?って思ってしまう。
そして、よくよく感じていくと、 ああ、さびしいんだな、って、思う。
だから、怒っても怒っても、責めても責めても、 感じるままにぎゃーぎゃー言ってるはずなのに、 ちーっとも楽にならない。 逆に余計苦しくなる。
そりゃそうだ。 だって、本当は怒りたいんじゃないんだもの。 ただ、仲良くしたいだけなんだもの。
正攻法であれば、相手の気持ちや状態を理解し、 やさしく思いやりのある態度で接するべきだろう。
でも、湧いて出る衝動にも似た感情が暴れている時は、 正攻法なんてくそくらえだ。 だから、私は、私なりの方法を取る。
「どうしたの? 笑顔がないし、気になっちゃうよ。 何かあった?」
と、聞いてしまう。 そして、付け足す。
「さびしいから聞いちゃった。 仲良くしたいだけなんだ」
と。
責めるんじゃなく、 私から見るとあなたはこう見えて、 私はこう感じてる、こうしたいと思ってる、 どうしたの? って、コミュニケーションしていく。
責めると相手は心閉ざしてゆく。 そぉっと近寄っていくと相手は心開いてゆく。 そこで、たとえ相手が自分にとって好ましい反応をしなくても、 責めずに近寄ったことで気持ちが楽になる。 流れが進展することもある。
私のコミュニケーションは、ひょっとしたらいつもそんな応急処置。 最初から聖人君子のようには振る舞えない。
でも、そんな「北風と太陽」のお話みたいに、 力づくで相手をコントロールするより、 ほわぁんとあたためて相手をほぐしていくような、 そんなやり方ができた時は、 何かが溶けて相手との距離がぐんと縮まるのを感じる。 たとえ状況が変わらなくても。
相手にそうやって近づけた自分がうれしいのと、 相手がなぜそんな笑顔のない冷たい態度でいるのかが、 そうしたことで理解できてほっとするのとで、 同じ状況の中にいても、自分の状態が変わる。
もちろん、あまりに感情的になってる時はできないけど(笑)
できることを、できる時に。 できなかった時は、あとで「ごめんね」を。 そんなふうにして毎日を過ごしてる。
日々、怒ったり泣いたり笑ったり、落ちたりて上がったり、 はたまた淡々としていたりして、過ごしている。 そのすべてが自分にあって、そして、それでよくて、 その上でどう過ごすか、それを考えている。
悪いところをなくそうとすることばかり考えると、自分を責めてしまう。 自分はダメなんだ、って思うことほど苦しいことはない。 だから、こんな自分でできることはなんだろう、って考える。 そして、それを実行する。 ちょっとカッコ悪いけど、でも、結果オーライならいいや、って。
いきなり本に書いてあるような立派な自分になろうとすると、 なれなかったりしてつらいことがある。 それはそれ、いい情報として受け取りながら、 今の自分のままどうベストな状態に持っていくか、それを考える。 それを繰り返しているうちに、自分なりの、 人との関わり方の正攻法ができるのかも。 それもベースに取り入れた情報があるからこそなのだし。
だから、私の応急処置も、本当は正攻法になっているのかも。
私はよくいいことが書いてある本やメルマガを読むと落ち込むのですよ。 わかる、書いてあることはすごくわかる、 でも、私とはほど遠くて、今の自分にはできてないや、って。 それをやろうとしているのになかなか追いつかない時なんか、 自分はダメなんだと悲しくなって、すねて、もういい、ってなる。 どうせ私は…って卑屈モードになる。
そんな時、それはそれ、ひとつのいいものとして胸にしまっておいて、 上級編はさておき、初級編から行くか、と、 自分なりにできることからしてみるわけだ。 もちろん、すねながら(笑)
それが私の日々の処方箋みたいなもんだ。
そんなことを繰り返しているうちに、 いつかどこかで読んだようなことをしている自分がいるかもしれないよ。
人には段階がある。 その段階に合った情報や方法がある。 それを選べばいい。 そういう意味で情報を選ぶということはすごく大切だ。 情報取り入れながら自分の中で料理するということも。 情報とどう付き合うかって、すごく大事。 うまく選択して取り入れられると、情報は宝物になる。 それに飲み込まれ振り回されると、情報は魔物になる。
あらあら、今日も感じるまま書いていたら、 話が連想ゲームみたいに展開していってるわよ(笑) でも、日記だから許してー。
余談だけど。
今日はアンナの始業式。 いよいよ6年生…の、はずだった。 でも、私はなぜかあさってが始業式だと思い込んでいた。
のんきに朝ご飯食べていたら、前の担任から電話があり、
「今日始業式ですが、アンナちゃん来てなくて… どうしましたかぁ?」
数秒無言ののち、
「すいません…勘違いしてました! すぐ登校させます!」
ってことで、アンナを叩き起こし、 バナナを一本食べさせると車に乗せて学校に向かった。
学区外通学なので登校班もないし、気づかなかったよぅ… ごめん、ごめんよ、アンナ、母ちゃんやっちまった。
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