おひさまの日記
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最近、 辛い気持ちや悲しい気持ち、 不愉快な気持ちになる時、 ムカつく時、 こう考えてみる。
「私は小さい頃、こういう気持ちを味わってたんだな」
って。
私達が感じている感情は、 すでに過去に体験した感情であり、それを反復しているだけだ。 何かが引き金となり、過去に体験した感情を引き出す。 かつてその感情を体験した状況と同じような状況で、 もしくは、違う状況でも同じ感情を引き出される要素が揃う状況で、 無意識のうちに、過去の感情を再体験している。
つまり、心地よくない感情が訪れた時、 過去の自分、インナーチャイルドの痛みを再体験している。
もし、過去に傷も痛みもなかったら、私達は、 大概何が起こってもネガティブな感情を以て反応することはないだろう。 感情が生まれ、反応するということは、 その感情を以て反応する傷や痛みがあるということだ。
だから、 過去をうんとほじくって、いじって…、 そんな話じゃない。
ただ、自分を知ってゆく。
「私は小さい頃、こういう気持ちを味わってたんだな」
って。
それをしたからって劇的に変化するわけじゃない。 でも、確実に始まる何かがある。
インナーチャイルドは傷付いた子供。 私達が無意識の世界に閉じ込めてしまった子供。 その存在にさえ時に気付いていない子供。
その子供は私。 その声なき聞こえをただ聞く。 感じる。
だから、辛い気持ちが出てきたら、
「私は小さい頃、こういう気持ちを味わってたんだな」
って、思う。
そして、 怒ってたんだな、とか、 恐かったんだな、とか、 寂しかったんだな、とか、 悲しかったんだな、とか、 気付く。
自分の知らない自分が見えてくるんだ。 もっと抱きしめてあげたい自分が見えてくるんだ。 見えてきたら言ってあげるんだ。
「こんな気持ち感じてたなんて、辛かったねぇ」
って。
私の中の私に出会うんだ。
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