おひさまの日記
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2004年05月20日(木) 改めて、人は鏡

以前から、
性格キツいし、ネガティブなこと言う人がいて、
ずっと苦手意識を持ってた。
その人をAさんとしておく。

ある時、ある人が、
Aさんのことをとてもほめていた。
気がきいて、思いやりがあって、やさしくて、って。
私は「げ!」と思った。
「オイオイ、それは誤解だよ」って。
そして「全然あいつの本性知らないじゃん」って思った。

そんなある日、
Aさんが、他の人にとてもやさしくしているのを目撃した。
よく見ると、Aさんを親ってる人もいるみたい。

うーん…

それから、視点を変えてみた。
Aさんっていいトコあるかも、って。

そうしたら、あら、不思議。
Aさんの気がきくことろ、やさしいところが見えてきた。
本当にいい人だ。

そして気付いた。
私は、ある時彼女の一面を見て、
私個人の反応で判断し、キツい、ネガティブ、と受け止め、
それ以来、そういう人として接してきた。
そういう人と接するのだからと、
自分もキツくてネガティブな部分を前面に出し、
彼女のそういう部分をあおるように接してきたのだと思う。
そう来られれば、相手からもそう返されて当然だ。
そして、私は「Aさん=キツくてネガティブ」と、
完全に自分にインプットしたのだ。
だから、ほんのちょっと彼女のいい部分が見えても、
それがいいものだと思おうともしなかったのだと思う。

そして、なにより、
人のキツくてネガティブな部分にフォーカスする自分自身に
実は問題があったのだと感じだ。
自分のキツくてネガティブな部分が、
Aさんのそういうふうに見えるある部分と同調していただけ。

Aさんの本性を知らなかったのは私だった。

改めて、人は鏡。

人はそこにただいて、自分の中にあるものを映す。
それを自分だとは気付かずに、批判たり、嫌ったり。
実は、それは、すべて自分に対してしている行為なんだよね。

最近、Aさんが好きな自分が嬉しい。
人を好きになる、好きでいるってこんなに気持ちイイなんて。

そりゃそうだな。

人を嫌って責めるのは、鏡に映る自分を嫌って責めてるてことだもの、
あんなに胸の辺りがムカムカして、どんよりとした気持ちなのね。
人を好きでいるのは、鏡に映る自分を好きでいることだから、
こんなにあたたかく気持ちイイのね。

自分の姿を見るには鏡を見るけど、心を映す鏡はない。
だから、人を鏡にして、私達は自分の心を見るのね。


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