おひさまの日記
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以前から、 性格キツいし、ネガティブなこと言う人がいて、 ずっと苦手意識を持ってた。 その人をAさんとしておく。
ある時、ある人が、 Aさんのことをとてもほめていた。 気がきいて、思いやりがあって、やさしくて、って。 私は「げ!」と思った。 「オイオイ、それは誤解だよ」って。 そして「全然あいつの本性知らないじゃん」って思った。
そんなある日、 Aさんが、他の人にとてもやさしくしているのを目撃した。 よく見ると、Aさんを親ってる人もいるみたい。
うーん…
それから、視点を変えてみた。 Aさんっていいトコあるかも、って。
そうしたら、あら、不思議。 Aさんの気がきくことろ、やさしいところが見えてきた。 本当にいい人だ。
そして気付いた。 私は、ある時彼女の一面を見て、 私個人の反応で判断し、キツい、ネガティブ、と受け止め、 それ以来、そういう人として接してきた。 そういう人と接するのだからと、 自分もキツくてネガティブな部分を前面に出し、 彼女のそういう部分をあおるように接してきたのだと思う。 そう来られれば、相手からもそう返されて当然だ。 そして、私は「Aさん=キツくてネガティブ」と、 完全に自分にインプットしたのだ。 だから、ほんのちょっと彼女のいい部分が見えても、 それがいいものだと思おうともしなかったのだと思う。
そして、なにより、 人のキツくてネガティブな部分にフォーカスする自分自身に 実は問題があったのだと感じだ。 自分のキツくてネガティブな部分が、 Aさんのそういうふうに見えるある部分と同調していただけ。
Aさんの本性を知らなかったのは私だった。
改めて、人は鏡。
人はそこにただいて、自分の中にあるものを映す。 それを自分だとは気付かずに、批判たり、嫌ったり。 実は、それは、すべて自分に対してしている行為なんだよね。
最近、Aさんが好きな自分が嬉しい。 人を好きになる、好きでいるってこんなに気持ちイイなんて。
そりゃそうだな。
人を嫌って責めるのは、鏡に映る自分を嫌って責めてるてことだもの、 あんなに胸の辺りがムカムカして、どんよりとした気持ちなのね。 人を好きでいるのは、鏡に映る自分を好きでいることだから、 こんなにあたたかく気持ちイイのね。
自分の姿を見るには鏡を見るけど、心を映す鏡はない。 だから、人を鏡にして、私達は自分の心を見るのね。
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