おひさまの日記
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| 2004年04月23日(金) |
自分の中の「いけない私」 |
みんな自分の中に、自分なりの「いけない私」が存在してるみたいだ。 あんなこと、こんなこと、感じる私、考える私、する私。
それぞれが自分で罰する「いけない私」は、 特に「ネガティブなことを感じ、考え、する私」みたいだ。
例えば、 人を嫌う、憎む、妬む、蔑む、 人の不幸を願う、 人を蹴落したくなる、 人にやさしくできない、 などなど。
しかし。
それらのものは、自然に心の中に湧いてくる感情であり、衝動だ。 朝になれば太陽が昇るのと同じくらい自然なことなのだ。 誰も昇る太陽を止めることはできないように、 湧いてくる感情や衝動を止めることはできないのだ。
つまり。
それらのものはあっていいのだ。 だって、とっても自然なものだから。 それらが自分にあるということは、いけないことではない。 それらは、ただ、そこにあるのだ。 ただそれだけだ。
それは「いけない私」なんかじゃなく、「ありのままの私」だ。 そして、その「ありのままの私」は、もうそれで仕方ないのだ。
人間なんだもの、それが自然じゃない? それでいいんだと思うんだ。 そう思って自分を認めることで、他の人のことも認められるようになる。
そして、不思議なんだけど、 それでいいじゃん!って思ってると、 あまりそこにはハマらなくなるんだよね。 そこに来たとしても、スーッと通り過ぎてしまう。
すべてに陰陽両極がある。 どちらか片方なんてあり得ない。 両方あって、はじめてバランスが取れるのだ。 天使と悪魔はいつもペアで私達の中に存在し、シーソーゲームをしている。 時と場合によって、どちらかがひょこっと上に来るだけだ。
自分の中の「いけない私」という定義を、 「ありのままの私」という定義に変えてみよう。 そして、それに意味を与えるのではなく、 ただそこにあるものとして見てみよう。 「ありのままの私」でいることで辛くなることもあるだろう。 けれど、そんな辛い感情に翻弄されても、 それごとみんな味わいながら、見てみよう。 見てあげよう、自分のために。 罰せず、ただ見てあげよう、そんな自分を。
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