おひさまの日記
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2002年12月29日(日) 翡翠との出会い

昨日は中島先生のワークショップ H・E・A・R・T の忘年会だった。

時間になる前に、早く来られた久美ちゃんとあいちゃんと3人で、
久美ちゃんがよく行くというパワーストーンも置いてある占いの店に行った。
で、なんとなく、私も占いをしてもらうことにした。
いつも、提供する側なので、たまには逆もいいなぁ、って思って。

占うことも別に決めてなかったけど、
ふと、アンナのことが頭に浮かび「子供との関係について」と先生に言った。
いつも必要以上に怒ってしまうことで自分もとても辛いことを伝えた。
先生は本を開き、生年月日から何かの表を見て計算を始めた。
そして、開口一番にこう言った。
「この子は厳しいお母さんの元に生まれる星だね」
私はあまりに当たっていたので、笑ってしまった。
そう、アンナは本当に厳しく理不尽なお母さんの元に生まれてしまった。
けれど、その先生の言葉が私を救った。
「そうか、アンナはそういう星の下の子だったんだ」そう思った。
運命というあながえない大きな力の中に自分がいるのだと思えた時、
私は自分を許せたのだ。
今まで何をしても、どんないい話を聞いても、どんなセラピーを受けても、
私の中に残り続けてきたアンナに対する私のひどい行為への罪悪感が、
一気に蒸発し始めたような感覚だった。

人っておかしなもので、最も自分を許さないのは自分なのだ。
そして、自分で自分を許さない限り、誰も自分を許してはくれない。
私も自分で自分が許せなくて、常に責め続けてきた。
こと、アンナとの関係において暴走する自分を。
そのきっかけが占いだった。
本当はそんなきっかけ、なんだっていいのかもしれない。
「ああ、仕方のないことなんだ」、私は占いによってそう思えることで、
やっと自分を許し始めたのだった。

そして、先生のこんな言葉で、私は大きな力と希望を得た。
「この子の感性や色々なものが出来上がるのは来年3月、まだ間に合うよ。
 今日、来てよかったね」

そして、アンナに接するアドバイスをもらった。
恐れを与えないこと。
ほめてほめて伸びる子でこそあれ、恐れは百害あって一利無しだということ。
特に「早くしなさい」「急ぎない」「遅い」を言わないこと。
これによって深く傷つき、自分を価値のない人間だと思い込んでしまうこと。
食べることで癒される子なので、手作りのものを与えること。
おやつでも市販のものに手を加えて、ちょっとだけでも可愛くしてあげたり、
食事も、お母さんが心を込めたことが伝わるものを食べさせるといいということ。
和食系がいいということ。
音楽や踊りに秀でた才能を持っていて、それを伸ばしてあげるといいということ。
(これは他の先生にも言われたことだった!)
それが彼女の自己表現となり、彼女を救うということ。
私にできないことをさせて、それを彼女の自信にしてあげるといいということ。
彼女に母親は必要なく、同等に存在する人間として私が必要だということ。
子供を扱うようにではなく、同等の人間として接するといいということ。

20分という時間はあっという間に過ぎた。
私には生涯の中で忘れられない20分になった。
先生にお礼を言い、カーテンを開けると、目の前に何かが落ちてきた。
狭い店内に所狭しと陳列されているパワーストーンの中のひとつだった。
別に触れたわけでもないのに、「それ」は私の足下に落ちてきたのだ。
まるで自分の存在を示すように。
拾ってみると、翡翠のブレスレットだった。
「これってご縁・・・?」そうつぶやいた私に、先生が「見せて」と言った。
「あ、翡翠ね!これ、すごく今のあなたに合ってるよ!
 冷静さを与えてくれて、気高い魂にしてくれる」
私は迷わずそのブレスレットを買った。
そして、先生に選んでもらい、
アンナにはモルダヴァイドのまが玉のネックレスを買った。
彼女の才能や感性、感覚を伸ばし、傷を癒し、サポートする石だった。
私の石も、アンナの石も、緑色だった。
穏やかさのシンボルの色、緑、私はこの色のように、
アンナと穏やかな関係を作ろうと心に誓った。

彼女はモルダヴァイドのまが玉ネックレスをいたく気に入ってくれた。
私も早速先生のアドバイス通り、左手にブレスレットを付けた。
気のせいかなぁ、ブレスレットをしてから心が穏やかで、温かい。
今までと違う視点でアンナを、そしてダンナを見てる。

この子は厳しいお母さんの元に生まれる星、その言葉で、私は自分を許し、
自分を許したことによって、アンナとの関係において、
今までとは確実に違う自分が存在することを感じてる。
今までは、何かあったら弾かれたように怒りをアンナにぶつけていたのに、
それが、自分の中でおさめられるようになったことに驚いてる。
そして、今まで以上に彼女に対して愛情深く接することができることに驚いてる。
これが「許し」の成せる技なのだと感じた。
そう、自分自身への許し。

アンナの中に私が見ていたのは、私のインナーチャイルドであり、
私がまだ自分を許していかなった領域。
だからこそ、アンナを見て怒り狂い、責めずにはいられなかったのだ。
そして、それは私自身を責めているに他ならなかった。
頭でそれをわかってはいたものの、どうしていいかわからなかった。
ただ「もうこんなのはイヤだ」そう決めていた。
そして、そう決断した時、私に救いが訪れた。

私の腕にある翡翠と、アンナの胸にあるモルダヴァイド、
アンナはその石と石をくっつけて、
「力を合わせるよ、えいっ!ママ、一緒に頑張ろうね」
そう言った。
この子はすべてわかっているのだと感じた。
なんせ、前世では、あの「ねね」の師だったのだから(笑)←実話

そして、先生の言葉を思い出す。
「この子は独立が早いです。
 その時は快く手放してあげてください」

アンナは4歳、あと10年もしたら、
ひょっとして、もう私なんか必要ないかもしれない。
そう思うと、今、この彼女との時間をとても大切にしたいと感じた。
眠るアンナの小さな手を握って、ほっぺにチューする。
そして、ありがとう、と心の中で言う。

私の目の前にポトンと落ちてきた翡翠のブレスレットは、
私に大きな力を貸してくれているようだ。
嘘のように私の内面が変化している。
こんな不思議なこともあるんだと、改めて見えない世界に感謝してる。
もしこれ(翡翠が落ちてきたこと)が本当に偶然だったとしても、
偶然として片付けず、なんらかの意思が働いている思っていた方が、
世界はうんと素敵だ。
どうせなら生きていく世界は素敵な方がいい。

翡翠さん、ありがとう。

最後に、あの占いのお店に私を導いてくれた久美ちゃんに心からの感謝を。

私はここで改めてコミットメントします。
私はアンナを愛し続けていきます。
責めるのではなく、怒るのではなく、本当の愛を与えていきます。
私の命が終わるその日まで。


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