鈴木めぐみの徒然マンガ日記
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今日は「YOU」の発売日。前号から『かんかん橋をわたって』 の第2部がスタートしたので、次を待ちわびていたのだ!
この作品は、文庫版が出た時にbk1でも紹介 したんだけど、従来の嫁姑ものとは全く違う怖さと切なさを持っているところがイイ。自分の姑が、実はその土地一番の「おこんじょう(意地悪)」と呼ばれている女だったら!?う〜ん、怖い、怖すぎる!姑・不二子の目がまたすごい。黒目がちの瞳で、何をたくらんでいるのかが全くわからない。普通この手の話だと、嫁も姑も感情的になる分、お互いの胸のうちがみえてくるのものだけど……。
もともと素直で気立ての優しい女性だった主人公の萌にも、不二子の悪意の毒はジワジワとしみこんでいる。目には目を、策略には策略を……。それが人の心にどんな影響をおよぼすのかを目の当たりにして、ますます今後の展開に釘付けになってしまってマス。
『かんかん橋』以外の草野作品も、人間の心の機微を驚くほど繊細に描いていた味わい深いものばかり。以前プータオのコミック紹介コーナーで、マンガ研究者のヤマダトモコさんが大絶賛していたのがきっかけでチェックするようになったのだけど、本当にこんなすごい作家の存在を教えてくれてありがとう!とマジで感謝しております、ハイ。未完のシリーズ『ガレージ・ママ』 もそろそろ続きが読みたいなぁ〜。
ところで、心を入れ替えてこのところ日記の毎日更新をしてますが、来週は夏休みなので1週間ほどお休みします。また再来週から、せっせと書きますのでよろしく♪
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