カルラといえば、今でこそ山のようにある「退魔アクションもの」のオリジナル的な話です。 得意分野の資料から作者が掘り出したジャンルともいえるものなので、その辺にある「九字叫んでお札投げるだけ」とか、「ポケモンオカルト版みたいなの」とかのような、なんかゲーム的発想で作られたものとは一線を画す作品です。
古代史方面も、毎年何かしらの発見がされているということもあって、物語の面白さは全く衰えていないと思うのです。
しかし、作者は年をとっているです。
年々説教臭くなっている・・・;
しかも、気功ができるようになったりそっち系の人たちとの付き合いが深くなったりしているらしく、このままだと宗教的になりそうな雰囲気。 いままでそっちに行った漫画家・小説家は山のように見てきたからなあ・・・ 個人的には、説教する前にいろいろなことに対して謙虚になった方がいいと思うの。特に、オカルトに向かった人は「科学」に対して謙虚になるべき。 あと、人間に対しても。 オカルトは好きだからあまり否定したくはないのですが、薄いことを主張されてもねえ。
大体「悪い言葉を口にすると、悪い気が集まる」とかいわれても、 そもそもホラーマンガをわざわざ買っている人に、ネガティブな心をもつなって無理ですよ! 「さつりく、さつりくv」とか言って喜びながら今までの人生過ごしてきたんですよ!物心ついた時からホラー映画見てきたんですよ。今さらどうしろと。
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