2004年02月19日(木) |
「イノセンス」展再び |
またもや「イノセンス」展の話。
映画「イノセンス」関連イベントって、森美術館でもやるんだよね、なんか。
それと、木場の東京都現代美術館(略称ってなんて言えばいいんだろう。MOTとか言うのあれだし。)でやってた「イノセンス」展のことで、ラジオで言ってた話があって。 あの展示って、作家さん本人にやらせたという事。
それって一見、作家さんの世界を作ろうとしたように見えるけど、ちょっとおかしい。 だって、作家さんはあくまでも「造形作家」なのだから、空間演出を求めるのは変。
展覧会カタログも、中の文は人形専門誌の引用だったし。(なので買わなかった。)
学芸員のやる気のなさがにじみ出ていますね! 「やる気がない」というよ蝓∈能蕕?薐愀欅?呂曚箸鵑斌鬼愀犬覆里任蓮
この展覧会、「関連展」というよりはただの宣伝だったのでは? 「美術館」を場所に選ぶというのがミソですな。 「イノセンス」という映画をアートっぽく印象づけるための戦略なのでは? この展覧会における現代美術館の立ち位置って、ただの貸しスペースなのでは?
・・・なんだかなー。
もちろん、美術館の内情が苦しいのは承知してますよ。 宣伝料で他の展覧会が充実するならいい事です。(MOTアニュアルは良かったし。) そもそも、美術が経済と無関係だなんてこれっぽっちも思ってませんし。美術界が経済に無頓着すぎたおかげで飴屋法水のような人がいなくなってしまったりしたし。
でもね・・・お金払ってるんですよね。こっちは。 しかも、美術館は都の税金も使ってるし、賛助会員も募ってる。やはり「公的施設」なわけですよ。 宣伝は宣伝で気合いの入った者を見せて欲しかった!
だいたい、押井の作品が優れてる事なんて、そんな演出しなくても映画見ればわかるだろ!
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