ケイカネットdiary 〜日常のあれこれ
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昨日、タクの実家のトイレにおいてあった新聞の切り抜きを手に取った。 その切り抜きは、それは後で調べて知った事だったけど、読売新聞のコンクールで大賞を取った小説で「溺れる人」という小説だった。
内容はアルコール中毒の人の手記だったんだけど。
私の母親なら多分「アナタはこうならないように」って置くんだろうなーと思いつつ、タクのお母さんならなんて言うのかなーとか冒頭考えながら手に取りつつ。
・・・ハマった。
人の家でトイレに隠りそうになりました。
酒を飲まない人がどう感じるのかは分からないけど、お酒を楽しいと思った人なら一度は歩む道がとても手に取るようにとりつかれるように書いてありました。
ネットで改めて見た審査員の言葉が凄く印象的で
「程度の差こそあれ、誰しも何かに依存せずには生きられないものだともいえる。酒も煙草もやめられない、というかやめる気がない私は『溺れる人』に対して冷や汗半分、安堵半分の読後感を持った。自分も一歩踏み外すとこうなるという冷や汗と、自分はまだここまではいっていないという安堵である。」
今も会社の面々で飲んで帰ってまだビールを飲みながらこの日記を書いていル自分にとってはとても他人事なんじゃないんだろうけれど、「私はまだ大丈夫だよねぇ」と、缶越しに思っている自分はもう、軽く所じゃなくどっぷり肩ぐらいまで漬かっているのかもしれない。
えーっとえーっと。
人間って自分の本当にダメな所には目をホントに向けられなくて 逃げる道だけを凄い才能をもって見つけてしまう生き物なんだと思うけど
それだけじゃない道を模索したいと思うんだ。
多分凄く私は弱いから、ちょっと苦しくなると飲んで忘れちゃえーっていうし、もうどうでもイイから寝たいとか、どっか遠くに行きたいとかいっぱいあるけど。どんどん膨らんでいく前に落ちていく前に上り道を見つけて探して元に戻る自己再生能力ってきっとあると思う。
それが自分を信じるって事だと思うんだ。
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