さて、今日は1匹のある野鳥さんのお話です。
これは、今日、塾の冬期講習を受講すべく、正午過ぎに家を出て、 自転車で駅まで向かう途中のお話です。(ホラーではないぞ。)
ゆく道の途中にちょっとした90度カーブの下り坂(4m道路)がありまして、 ふつうにバーっとかけてったのですが、その曲がった先に とある野鳥さんがたがおりましてね。 わりと我が家の周辺ではお目にかかれるこの野鳥さんは、5匹くらいで まとまっておられまして、私が通った時にバサバサって 電線やら瓦屋根やらに避難なされたのですが、若干1匹ほど ボーっとしておられたのか、自転車の前輪のインコース側約10cmあたりに さもなにもなかったかのようにしていたものがおりました。
このとき、唐沢孝一というナチュラリストの文章を思い出しました。
その文章の主要な部分ではないのですが、 この野鳥さんについて、「飛び立ち距離」は日本では長くて、 ヨーロッパでは人の手にちょこんと乗ってえさをたべるんだよ、 なんてことがかいてありました。
つまり、この野鳥さんは普通日本では、人や自転車が来ると、 普通はどこかへ飛んで行ってしまう習慣をもったやつらなんです。 でもなぜか、今日出会ったそいつは飛び立たなかったのです。 こんなやつに出会ったのは初めてです。
なんだかとっても微笑ましかったですね。 「こいつらにも個性っていうのはあるのかな」って。 見た目ではまったくわかりませんですけどね。
今日は気分がいいぞ! ということで今日の日記はここまで!
ところで「この野鳥さん」ってなにかって? それはタイトルをごらんあれ♪ちゃんとかいてありますよ。
※ちなみに「飛び立ち距離」について説明しておくと、 「人が鳥に静かに接近していったとき、ある距離を越えて近づくと 鳥は飛び立ってしまう。そのときの、人と飛び立った地点までの距離」 を示す言葉だそうです。ニュアンス的にわかった人も多いかとは思いますが。
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