| ADDA通信 |
レベル99 - 2004年03月19日(金)
最近、なんだかうなされているのだ。つかれているのかしら。しかしつかれているにもかかわらず僕はほぼ毎日、携帯の小さい画面を見つめながらぴこぴこボタンを押していて、なにかを育てようとしている。暇つぶし？いや、本気で夢中になってきている！それでもいつしかつかれは限界に達して、僕は睡魔に負けてしまう。眠りたくないのに。・・・・・・・
いろんな景色がみえてくる。走馬灯のようにいままでのことがかけめぐる。
ずっと探していたものが、ひょっとしたら見つかったかもしれない。その予感を確信に変えるためにもう少し前に進んでみたいのだけど、ここまでに出来たいろんな壁に阻まれてうまく近づくことが出来ない。だから、見つからないふりなんかしちゃったりする。でもなんかおかしくないか？それって。でも、まあ、そうだ。今はそうするよりほかにないということだ。やっぱり、でも、それっておかしくないか？とはいえどうすれば？
ループ。ループ。羊の群れとともに・・・。
そして僕はいつしかまた目を覚ます。わりと寝起きはいいほうなので体はすぐにうごくが、頭の中はまだまだ混乱のさなかにある。そう、「混乱」という言葉が今の僕を表すのにもっともただしい表現だ。
あかん、今起きたとして、今日いちにちを人間としてやっていく自信がないや。と思い直し、ん、直し？まあともかく僕は目覚ましをがちゃこんと止めて、また眠り出す。あんなに眠りたくなかったのに。
気がつくと僕はまた再び同じループの中に戻されていた。ちがうのは羊がガチョウになったことぐらい。
さて、いったい、どうやったらここからぬけだせるのだ？しかしそのことに答えを出せる人間は、きっと僕しかいない。そのことがまた僕を混乱の淵へとさそいこむ。いたたまれなくなってきて、僕は夢の中でさえ携帯のボタンをぴこぴことさわる。画面のなかでなにかが育っていこうとしている。確実にすこしずつ。僕はどこまでも、どこまでも、そいつを大事に育てようと思うようになってきている。レベル99を超えてもなお。
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