アイのカタチ。 | ―大好きな貴方へ― |
過去 目次 未来 はじめに 管理人:圭 |
― ダーリンの決意。 ―
「俺はずーっと圭と一緒にいるの。それで、圭よりも後に死ぬの」 デートした日の夕方、ホテルのベッドで寝転がって話をしていたら、 どういう話の繋がりだったか覚えていないんだけれど、ダーリンがそう言った。 理由を聞いたら、私に淋しい思いをさせたくないからだと言う。 なんかちょっと感激しちゃった(笑) いつだったか、日記でそんなこと書いたっけ。 絶対先に死んでやる。とかって。 それで、 「でも私もダーリンに淋しい思いさせたくないしなー。 四十九日が終わった次の日に、あっさり死ねるっていうんだったら、 私が後に死んでもいいかな。お役目終わりました、みたいにさ」 とかいう話をした。 それから、ダーリンの手相を見てみた。 生命線、私のより長いでやんの(笑) 私も結構長いけど、ダーリンの方が濃くて長いんだよね。 男の人の平均寿命が七十代後半だから、八十以上は生きるかもね(笑) そいで、私が平均寿命で死ねばいいんだよねー。 そしたら一緒に死ねるもん。 あの世とこの世の遠距離恋愛は、逢う約束が出来ないから、もっともっと淋しいもんね。 |
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