七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2018年11月25日(日) なぜ今更

さっき、積み上がったものの中から探し物をしていたら、文のような紙が出てきた。しかも達筆な。
私の知っている達筆は、小学校の担任の先生と父とおばくらい。
でもこの薄紙は・・・そう思って引っ張り出してみると・・・

なんで今更・・・

父は遺言の下書きをしていたのだが、その一部の2枚だけが出てきたのだ。
そこには、父の祖母(継母)への恨みつらみが書き連ねてあった。

そして思った。私は私で、この恨みつらみの渦の中、赤ちゃんの頃から育ってきたのだ!
何ハラと呼べばいいのか?が、こんな中で育ったのだから、そこらのゆるーく育った奴らとは同じにしないでいただきたい!

なぜここで、父のこの文章を目にすることになったのか・・・。

なめんなよ?!鬱だが、最強なメンタルの芯も持ち合わせてるんだ!!
ってことを思い出せ!っていうことだったのかもしれない。でもびっくりしたわー。ありえない場所から出てきたから。

同時に、先日実家に行った時、隣家のおばさまといろいろ話をしたけれど、このことは言わなかったなということも
思い出した。

母が他界する二ヶ月弱前、実家に泊まった時、しんどい内容の話をしたんだった。
もう旦那とは別れたいというところまで来ているということ、別れて実家に息子と二人で戻って来たいということを
母に伝えたのだった。
母は重いため息をついていた。そして息子を含めた3人で泣いた。

結局それ以後一度も連絡を取らないまま、母は二ヶ月弱後他界してしまった。

今は思い出して号泣することもなくなったけど、母は私に、ここに戻ってきちゃいけない、自分の家庭は自分で守りなさい、
そう伝えて逝きたかったのではないだろうか。


父の文字と文章を読んで、なんとなくそう思ったのだった。



追記。

こんな時間になってしまうのをわかっていながら、この後1年ぶりに話を書いた。
私の話は小説ではなく、脚本のようだと人からよく言われていたから、小説のリンクもショートストーリーに変えた。

本当の小説にもならない駄文のストーリー、会話。それでも私にとって書けるということは幸せなことなのだ。


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