七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2012年09月13日(木) もう20年、やっとここまで20年。

私の好きなマンガ家さんのコミック新刊発売日だったので、本屋で買ってから心療内科に向かった。

私が20年前鬱になり休職していた間に、たまたま本屋でこの方のコミックに出合った。
苦しい気持ちを涙で洗い流してくれるような、ちょっぴり切なくて心温まる優しいストーリー。
ここでも何回か書いたと思うけど、この方のコミックを読んでいなかったら、私は息子を産む決心もしなかった、
それくらい影響力があった。

私のたわいもない質問に返事まで返してくださった先生。

久しぶりに心療内科の待合室で読んで、あの頃と変わらない画と作風に、温かいストーリーに、
思わず涙がにじんだ。

それと同時に、もう20年経ったんだ・・・と今日もしみじみ思った。
月日は人を変えてゆく。よくも変わることができるし悪くも変わってしまうことだってある。
20年前と同じような気持ちで作品を読めること、幸せなことだって思うんだ。

コミックを読んでる間、ふと自分にも創作意欲が湧き上がり、待合室でひたすら執筆活動をした。
私は感情が動かされると、形を変えて文章に残したくなる。
自分でもまたマンガを描きたくなる。それは10代の頃から変わってない。

鬱歴20年、結婚して19年、息子が産まれて16年、この地に越して14年。
旦那と私の実家もそれぞれ様変わりをした。歩くのもたどたどしかった息子が、今じゃピグで
いろんなところに遊びに行って楽しみ、ピグライフで農作物を育てては収穫している。

息子が産まれた時の状態が今でも忘れられない私は、今の状態をまったく想像できもしなかった。
私は一生、息子のしょうがいをごくごく当たり前に受け止めて、できるだけのことを頑張っていかなきゃいけない、
そういう運命なんだって思ってた。

でも子どもは成長をする。成長のすべてがラクになるという結果をもたらすわけではないが、
少しながらも、子どもは親の手を離れていく。

心療内科の先生が「あなた、本当に(病気の具合が)よくなってきたわね。息子さんは息子さんで、
少しずつ自分の世界を持ち始めているし。いい感じよ」と言ってくださった。

少しだけ息子の未来の青写真が見えた気がして、私もちょこっと心がすっきりした。


なーんてこと書いたあとで、心療内科の帰りにブックオフ寄って、櫻井さん探してはまた散財してるんだけどね。(^^ゞ

今夜もVS嵐、ひみあらで、とっても楽しい時間を過ごしましたとさ。(*^_^*)


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