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| 2011年03月12日(土) | 昨日 |
被災された方々のご無事をお祈り申し上げます。
昨日。いのちの大きさを強く思い出した日だった。
買い物に出て、近所で信号待ちをしていた時に、大きな揺れに遭遇した。
とっさに息子の名前を呼んだ。生きた心地がせず、思わずしゃがみこんだ。
あわてて家に帰ったが、頭と足がフラフラして、うまく歩けなかった。
二つ目の大きな揺れ。メダカの鉢を、キッチンのシンクに持って行った。
やっと学校に電話が通じた。二度目の揺れの後、一斉下校したとのこと。
息子を迎えに行きたかったが、行き違いになると困るので、ひたすら家で待った。
ベランダの外で息子の声がして、「早く帰っておいで」と私。
玄関のピンポンが鳴って、ドアを開けて、ちゃんと帰って来れた息子に抱きついて思わず泣いた。
旦那から連絡がありほっとした後、実家にも電話がつながった。父も母も、食器棚を一緒に押さえていた、と。
テレビにはずっと、ありえない映像が映し出されていた。
千葉に住む友達からメールが届いた。あわててＰＣから返信。お互いの無事を確認した。
旦那からこれから帰るとメール。でも電車は止まっている。どうやって帰るのか？携帯でメールを返信したけど、
つながらなかった。
旦那の分を残して、息子と二人でごはんを食べた。
午後１０時前、旦那が帰宅。なんと都心から徒歩で帰って来たのだった。すごいと思った。
今日。旦那の九州の友達から電話。心配してかけてきてくれたのだった。旦那は足が痛いと言っている。
私は胸が痛い。さっき息子に付き添われて行ったスーパーで、くらくら立ちくらみがして、
息子に手を引かれて帰った。息子の存在を頼もしく思った。
昨日揺れを体感した信号で、また怖くなった。
産みの母も兄も、双子の妹も、どうか元気でいてほしい。
