七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2008年03月10日(月) 私の方が子供だった。

親子関係が育ちにくい子供ってなんだ?って思って読んだ。
たまたま私の日記を読んでくださった方のリンクをたどって読んだページ。

苦しい。読めば読むほど苦しい。自分を責める。自虐的に考える。泣く。
この世に産まれた時から、息子が他の赤ちゃんがして当然のことをできないまま、息をできないままだったというのは、
私が、本当の親の顔を知らないという事実を受け止めきれず、もう16年近くも鬱のままということが、
いちばんの原因なんじゃないかと、やっぱり思ってしまった。

あの事実を知った時から、私は少し変わった。感情のコントロールができなくなった。絶えず投げ出さなかった自分は、
いつの間にか平気で投げて逃げ出す自分になってしまった。
強気だった自分は残っているけど、どうしようもなく崩れ落ちる弱い自分が傍らにいて、
時々堰を切ったように感情があふれ出して、泣く。泣いて自問自答して、落ち着いて、また泣いてを繰り返す。

成長してきた息子に、私は苦労をかけている。心配もかけている。こんな母親でごめん、息子。
私の方が息子より、ずっとずっと子供だった。

でももしかしたら私も、子供の頃の方がずっと大人だったかもしれない。
逃げたかった、本当はゴタゴタしている家から逃げたかった。でも頑張ってた。
ゴタゴタしている家で、子供の頃から憂いを持ったまま過ごしていたけど、バカみたいに明るいとこだってあった。
頑張ってた。
でも、大人になってあの事実を知ってから、まるで子供のように、感情が抑えられなくなった。

息子が出産の時にダメージを受けたのなら、その大元はやっぱり私だろう。
その私がダメージを受けたことの大元は、さらにその親、本当の親だ。
実父が蒸発したのは、私たち双子が産まれたからか?
実の父はもうこの世にはいない。今、誰かが誰かを責められることでもない。

ただ、リンクをたどってこのページを読んで、ショックを受けた。

今ここにあるのは現実だけなんだ。ただそれを受け止められなくても、どうにか生きて行くことだけだ。
どうにか生きていけるのなら、できるだけ楽しく生きていたい。本当は私も息子も、楽しいことが大好きじゃないか。

夕方、息子が帰宅する前にのぞいたポストに、ふたつのプレゼントが入っていた。
このふたつ、つながっていないようでやっぱりつながってるような気がした。
ひとつは、山口達也からの結婚報告のハガキだった。(パパになることも書かれてた)
もうひとつは、あれだけはずれたライヴがウソのように、やってきたライヴ当選。私が待ち望んだポルノさんライヴだ。
壊れたように泣いて、もう全部捨ててしまおうとさえ思ったくらい、封印しようとしてたはずの、
昭仁の声を聴きに、晴一のギターを聴きに、二人に会いに行くことになった。
やっぱり中ちゃんのサインの横に、送った原稿を置いておいてよかったのかもしれない。(中→当たるというこじつけ)
中ちゃんのシングル、あのお店まで買いに行ってよかった。中ちゃんのミニライヴ行ってよかった。サインもらえてよかった。

暗闇のように感じた冬が過ぎ、いきなり3月に入ってバタバタと・・・。
何かのごほうびなのかなと思ってたとこに、このページはきつかった。
あいこのHEY×3を見た時までは笑ってたほんの数時間前。泣いたままこの部屋から出られなくなった。

でも私はこの部屋から出るんだ。音楽というものに誘われて。つくづく音楽が好きなんだ。
昨日行ったばかりだというのに、また別のライヴに行く。明日あいこの「二人」フラゲしに行く。自分も人前でうたう。

息子がおえかき好きなのも、苦手なマイクを持てるようになったのも、私がおえかき好きだからマイク持ってるからだよね。
そう思っていいよね。
自問自答して自分を励ましてる。どんなに泣いても。最後の最後は自分しかない。

私、音楽好きでいいよね。ライヴ行っていいよね。うたっていいよね。

またわけのわからない文章でごめんなさい・・・。


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