七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
DiaryINDEXpastwill


2007年03月10日(土) 実家に行った。ひとりで。我慢して我慢して最後に具合悪くなった・・・。

介護認定の相談員の方が見えるというので、私ひとりで実家に出かけた。
約束の時間は午後3時。家を早めに出て、途中でちょっと寄りたいところがあったので、寄ってたら
あまり時間的に余裕がなくなった。あわてて電車に乗ったら・・・いつものクセで、自宅に帰る方に乗ってしまい、
しかも特快だったため、すぐには止まらない。(T_T)
あわてて引き返すように都心へ向かったけど、約10分のロス。これがいけなかった。

ギリギリの時間になってしまったため、実家から自宅に電話が入り、旦那から私の携帯に電話がかかってきた。
旦那からは「あんなに早く出たのに何やってんの?」風なセリフ。私がキレたのと同時に電話もキレた。
地下鉄に乗ってたため。(-_-メ)
地下鉄の駅を出てやっと電波がつながったから、旦那にもう一度電話して、イライラをぶつけてやった。
あと3分で実家に着くのに、実家にも電話を入れた。「お願い、旦那に電話しないでくれる?」って母にも言った。

だってちゃんと家には3時に着いたんだよ?あの家の人、3時って言ったら3時より前に着いてなきゃNOなんだよ。
私のこの完璧を求める性格、時間が気になってしかたない精神状態、この家で培われたんだと、あらためて思った。

相談員の方、「お母様しっかりしてらっしゃるから、無理して遠いところを来てくださらなくてもよかったのに」って。
そうは言っても、話が上手くのみこめなくなってる父母だけじゃ、こっちの方がハラハラするから、
私だって具合悪かろうが、行く時電車で爆睡しようが、頑張って行ったんだよ。
「一人娘さんですか?」と相談員の方が言うと、母「本当はいるんですけどね・・・」と答えて、
私はその言葉を聞いて、思わず涙ぐんでしまった。

相談員さんが父母の状態を記録して、それで1ヶ月後に判定が出るらしい。
まるで1ヶ月前の、息子の知能テストの日みたいだった。
あっちもこっちもどうしてこんないっぺんにやってくるんだろう、おんなじように神経をすり減らすような事態が。

母にまた買い物を頼まれたので、近所の八百屋さんに買い物。先日ここにも書いたように、
坂を下って上らないとどこへも行けない。バナナとほうれん草と豆腐と納豆。母は寝ていないといられないのに、
あれだけデリバリーとか生協を頼めって言ってるのに、まだ買い物を頼んでいる。来てくれたヘルパーさんにも頼んでいる。
そして母が味噌汁をたくさん作っておくらしい。父がせんべいが食いたいと言うので、しかもおいしくないせんべいは
食べないっていうワガママな奴だけど、八百屋の近くにあるコンビニに行って、ワガママは言わせんとばかりに、
適当に見繕ってせんべいも買って、実家に置いてきた。そしてすぐに帰途についた、午後5時。

旦那には「これから帰るから、先に何か買ってきて食べてて」と電話を入れるのが精一杯。
帰りの電車は混み混みで、とても座れる状態じゃない。ポルノのCDを聴きながら乗っていたのだが、
地元駅に着いてバスに乗った時、もう我慢の限界に来てたんだろう。私を囲むように座ったバカ騒ぎの大学生にキレた。
CDのボリュームをいっぱいいっぱいに上げて、耳までふさいだけど、そいつらに伝わるわけもない。
そいつらが途中で降りたとたん、涙が出て止まらなくなった。やっぱりこういう状態に置かれると
私は発作が出るんだと、あらためて思った。泣きながらバスのいちばん後ろに乗ってた。

なんとか涙をふいて降りたけど、歩きながらまた涙が出てきて、いつも息子の薬をもらう薬局に駆け込んだ。
号泣に近い状態で「すみません、少し休ませてもらっていいですか?」と。
おばさまに話を聞いてもらったり、そっと泣かせてもらったりして、やっと涙がおさまった。
おばさま「旦那なんてアテにしちゃダメよ。役に立たないの!!」
どこもおんなじなんだな。誰に言ってもおんなじ答えが返ってくる。「うちはパパがやってくれるの」の女以外は。(-_-メ)

帰宅して、食べたものがそのまんまになっている状態を見て、またもキレた。泣き叫んで、今日の状態を言った。
「ゴミくらい捨てられねーのかよ?!○○さんとこはお皿洗って?だし、うちはパパが・・・だよ?!ったくあの女、
 だから嫌なんだよ!!誰が飲み会なんか行くもんか!!」
むちゃくちゃなこと叫んでた。泣きながら洗濯機を回し、食器を洗った。私が泣いていようが、旦那は何にもしないんだよ。
実家に行くのもつらいし、自宅に帰るのもつらかった、今日。

救いがないと思ってたら、旦那が「なんか来てた」と小包を渡した。

それを見て、また泣いた。その小包から気持ちが伝わってきたからだ。
先日行った因島物産展、アンケートに答えて抽選に当たると何か送ってきてくれるということだったので、
アンケートに書いたのだけど、「当選しました」とお菓子を送ってきてくれたのだ。
私は、観光協会のおねーさんが送ってくれたんだと思った。そういう心が感じられるから、うれしくて泣いてしまった。
こころが感じられない言葉なんていらない。学校のおばちゃん先生も、近所の女も、何にも言わないでほしい。
言葉がなくてもこころが感じられる方がよっぽど染みる。

そういえば、せんべいを買いにコンビニに行った時、黒い大きなわんこが店の外で飼い主さんを待ってて、
しっぽ振ってて、犬好きな私はついついなでなでしてしまった。わんこは期待以上に喜んでくれて、
私はペロペロ手を舐められた。(^_^;)でもこういうのが、ほっとするひととき。
「いい子だねー、おとなしく待ってるんだね?」とか、わんこに話しかけちゃうし。(^_^;)

泣き疲れて、ここに吐いて、やっと気持ちが落ち着きつつある。

ぽ組書きに行ってきます。


彩音 |HomePage

My追加