七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2006年10月26日(木) 恐怖感

今日も心療内科だったのだが、元々調子が悪かった上に、調剤薬局で見たテレビのニュースが追い討ちをかけてきた。
刃物男。しかも自分がいるところからそんなに遠くない場所。今日息子たちは集団下校の日だったのだが、
私がお医者さんだったので、集団で学童に行った。(私が連絡ノートにけっこうきつく書いたため、やっと他の子供たちと一緒に、
学童行き班に入れてもらえた(-_-))
そんな日にこういう事件。怖い。

駅に近づくとアナウンスが聴こえた。またなんかあったらしく、電車が遅れている、しかもうちの最寄り駅近くで。
時期が時期だから、また人身事故?

地元駅に着いた頃には、なんだか周囲に恐怖感を覚えていた。怖い。バスに乗ろうとしたけど、
混んでいるバスを避けて、4分遅れで出る空いてるバスに乗った。
こう書いたら申し訳ないのだけれど、その混んでるバスには、いつも駅前から乗るしょうがいのある方がいた。
こういう精神状態の時は、唐突に発される声も怖くなる。本当に申し訳ないのだが、精神状態を保つために
別のバスに乗ることを選択した。

そしていつものバス停。あたたかいものが飲みたくてコンビニに寄ると、いつもの方が。
ごめんなさい・・・さっさと買って店を出ることしかできませんでした。

どこにどういう人が潜んでいるのかわからない昨今。どうしてこんなに最近事件だらけなんだろう?
学童に迎えに行くまでの道で涙が出そうになった。
たまたま今日読んだ、石田衣良さんの文章に「昔の方が事件は多かった」ってあったけど、
本当にそうだろうか?私たちの子供の頃、昨今のような事件はそんなに多かっただろうか?
私たちの子供の頃は幸せだったって言うのはどうか?とも書いてあったけど、幸せじゃなかっただろうか?
今ほど飽食でもなく、何でも手に入る時代でもなく、クラスにいじめも不登校もあったけど、
自殺って話も身近にはなく。実際いじめに遭っていた私でさえ負けなかった。自分にプライドがきっちりあったから。
自慢じゃないが、いじめられていた期間、1日も学校を休まなかった。
小5〜小6、中2〜中3、高校3年間、短大2年間(就職活動で休んだのは休みにカウントされないのだが、
そのカウントでさえたった1日)1日も休んでいない。

その私、今は自分に負けてるよね・・・。

今さっき、例の昼間の事件のニュースをやっていた。やっぱり精神不安定だったとか・・・。

今日は恐怖感がひどかったけど、息子には見せられない。息子を守るのは親である私だから。
具合が悪いことは伝えたけどね。

それでも、お昼を食べたお店で、待ってるお客さんが多かったからさっさと席を立った。
こういう時、何にも感じず平気で座ったままでいることは、私にはできない。
そしてベビーカーを押すママたちが3人ほど入ってこようとしたので、ドアを開けて「どうぞ」と言って、
その後に続くおじさんにもドアを開けたまま待っていた。
「すみません、ありがとうございます」「ありがとう」
この声が、恐怖感であふれる私を救ってくれる。

そういえば、先日スタジオパークに行った時、車椅子の団体の方々がいた。
そのうちの一組が、私たちのいるガラスの前、しかもはしっこでスタジオをのぞいていた。
「もっと真ん中でどうぞ」と思わず言ってしまった。
以前、車椅子の方が駅の改札を通る時、明らかに通行の邪魔になる人に、「車椅子の方が通ります、下がってください」と
仕切ってしまった。
先日、声を上げて募金をしてる子供たちの募金箱に、申し訳程度の小銭を入れた。
こういうことを書いて、いい人ぶってるって思われてもいい。苦しい自分と息子が教えてくれた、
自分ができる精一杯のこと。

そういう自分を褒めてやりたい。バッカじゃねー?って思われてもいいよ。
褒めてやりたい。


追記。

息子が寝言で「トーマス・・・」と言った。幸せな寝言だ。(^_^;)


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