七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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昨夜、旦那が帰宅した後、携帯料金のことがきっかけで、もめた。ほぼ修羅場といえるだろう。 私は泣き叫んだ。息子まで巻き込んだ。息子は泣きつかれて寝た。
私が長い間、入ってくるお金以上のお金を使い込んだせいだ。自分の貯金の中から大金をつかった上に、だ。 高額なものは一つも買っていない。それこそブランド物のようなものは。全部単価の安い洋服や小物に消えた。 その数が尋常ではなく、トータルでものすごい金額になった。買っても買っても満たされない。でもこの家にいたくないから、 外に出るとお金を使う、その積み重ねでできた金額。 でもこの家にいるためには、全部必要なものだった。モノにすがるしかなかった。 そのことを全部ぶちまけた。私の目は涙で腫れ上がった。旦那は寝た。私はたぶん朝まで眠れない、いや眠らないだろう。
もう携帯なんてどうでもいい。ここで生きていけるかどうかわからないくらいだから。
実家に帰ると何度も言った。息子は「たーぼーもいく」と泣いた。 言うべきではない言葉を口にした。旦那は「自分だってひどいことを言うくせに」とぼやいた。 もう旦那と一緒にいたくない。この先のことなんてもうわからない。 どうでもいいと思って結婚したことも全部言った。たぶん残忍な女だと思っただろう。 もうラクになりたいと口にした。今、頭痛と腹痛に苦しんでいる。
私はやっぱり妻として母として生きられるような女じゃなかった。 でも思う、鬱の時ではなく、もっと状態がよくなってから結婚のことを考えたら、別の道が開けていたのだろう。 たぶんその時、私は旦那とはけっして結婚しなかったと思う。 あの頃自分が精一杯で、人の世話なんてできる状態じゃなかったのに、捨てばちな気持ちだったからどうでもよかったんだ。 息子のことは重荷であると同時に、大きな支えになっている。そうでなきゃ最悪、私はこの世にいないか、 どこか遠くに逃亡していると思う。 いつも思うこと、どこかへ消えてしまいたい。できなくてもつぶやく。どこかへ行っちゃいたい。 でもどこへも行けない。死んだつもりで生きようとしてる今の私。
鬱になった時、他の人、他のふつうの親子から線引きをして、結婚した時、他の幸せな家族から線引きをした。 息子が産まれて健常児の家族と線引きをして、今では電車などで他人と他人の間に座ることさえできなくなった。
もう怖いものはない。晴一が嫌うG(ゴキブリ)も虫も幽霊も、何にも感じなくなった。 怖いのは人間だ。人間の言葉だ。もう人間には生まれたくない。
明日の朝、また起きない私に、旦那は心の中でキレるんだろう。 私は旦那が出かける頃起きるから。正しい妻でも母でもなんでもない。
ただ、息子にだけは、きちんと言葉を返すように頑張ってることも言った。いつか駅で出会ったおばさんが 「ちゃんと受け答えしてあげて偉いわね」と言ってくれたことが、私の中できらきらと輝くような大切なものになっている。 だから息子の話はきいてあげたい。旦那にも、どうして息子がおしゃべりな理由がわかるかと問いかけた。 わからないようなので、「発達障害ってだけじゃなくて、自分の話を聞いてもらいたくて、答えてほしくてしゃべるんだよ」と 私は心の底から言った。「それは私も同じなんだ」と。パソコンをやったまま話もきいてないような状態が、 私の精神を悪化させてるのだと言った。こんなことを言って、どれくらい旦那に伝わるんだろう。 話をしなければしないほどラクだと口にしたことのある旦那に。 旦那は、そういう読解力のようなものも欠けているのだ。難しい計算はできるけど。
書き出したら止まらない。カウンセリングの先生も、たまったことが多すぎて、今はそれを吐き出すことが大切だと 言っていたけど、絶えることがない。 カウンセリングで相談するのもいいが、どうして自分で解決しようとしないのかと、旦那に言われた。 確かに私にだって頭はある、考えられないわけじゃない。が、自分で考えると悪循環に陥るから、 第三者に相談して意見を聞いているだけだ。旦那はそれもダメだと言うのだろうか?他力本願すぎる、と?
話がさまざまなことに及んだが、旦那と上手くやっていく自信というかやる気はそがれた。 来週は息子の運動会だというのに。苦しくてたまらない週末と一週間になりそうだ。 今日は海の底に穴を開けてもぐってしまいたい。そんな気分だ。
追記。
たぶん私もACだ。いちどACでよく知られる先生のところで、カウンセリング&グループで話すっていうのをやったことがある。 が、その1回きりで続けられなかった。実家には父が買ったACの本もある。 自他ともに認めているんだろう、私のAC的要素を。昨日旦那に吐いたことの中にも、その要素は多分に含まれていたと思う。 でも今の私には、鬱という病名とかACとかでは説明できない気持ちでいっぱいだ。
もうすぐ息子が帰宅する。今夜は旦那がまた早い日だ。自分自身だけでいっぱいいっぱいの私が、 どれだけ頑張れるだろうか。「もう頑張れなんて言われてもできない」なんて言葉を返すこともなくなった。 頑張れなくてもやらなければいけないことがたくさんあるから。頑張れないけどできるだけやる。私にはそれだけだ。
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