七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2006年06月09日(金) 生きてる意味

今日は息子の特学の校外学習(遠足?)だったのだが、週間天気予報ではずっと雨の予報。
中止でもお弁当を持たせなければならなかったので、こういう時自然にプレッシャーをかけてしまう。
早起きしなきゃとか絶対に寝坊できないと気にしているので、寝つきも悪くなり眠りも浅くなる。
おまけに明け方に目が覚めて、そこからほんの1時間ほど寝たところで目覚ましが鳴った。

最悪な寝起き。自律神経失調気味な症状が出ている。胸が半分ムカムカ、頭もおなかも痛い。
大丈夫大丈夫とだけ自分に言い聞かせ、お弁当を作り、こんな雨で行くわけはないが、一応校外学習のしたくをさせて
息子を送り出した。
いつものように薬を飲んで横になったが、ほとんど眠れないままお昼になってしまった。

気分はあまりすぐれず、おなかも痛いまま。外は相変わらずの雨、気持ちもふさぎがちになる。

いつも買っている雑誌の、読者のお便りコーナーをふと読んだ。
私のように心を病んでいる方のお便りが載っていて、読み始めたとたん涙がブワッと溢れ出した。
死にたいと思うその方に、「生きてほしい」とご両親が号泣されたそうだ。
私にはその方の気持ちも、「生きてほしい」と願うご両親の気持ちも、どちらも少しだけわかる。
結果的に実父母に置いていかれたという心の傷を負い、何もかも嫌になった私と、
仮死で生まれた息子に、どんな後遺症が残ってもいいから生きてほしいと願った私がいるから。

このお便りへのコメントにも泣いた。
「同じようにつらい思いをしている方々の励みになる」
「生きてることで誰かが喜んでくれる」
まさにその通りだと思った。

以前、さんまさんがお子さんのいまるちゃんの名前の由来を、「生きてるだけでまるもうけ」と言ったという話を聞いたが、
「いーかげん」(^_^;)というよりも、「そのくらいに思える方がいい」と感じたことを思い出す。

死んだら魂となって存在できるのかもしれないが、生きてるからこそできることがたくさんある。
茂のさぶいオヤジギャグを聞ける。(^_^;)昭仁と晴一の音楽を楽しめる。
息子が「おかーさんだいすき」と言ってくれる。
それに生きてなきゃ、実母が私を養父母に託した意味も消えてしまう。
双子の妹より小さく未熟児だった私は、保育器に2週間。仮死で生まれた息子は、保育器に1週間。
きっと私も、私が息子に望んだように、「生きてほしい」と願われたはずだと思う。
生きているとつらいことは山のようにあるけれど、生きているから楽しいこともたくさんあるんだよね。

気持ちがふさぎこみやすく、心身ともに調子を崩す梅雨時。
でも、昨日四葉のクローバーを2つ見つけた時、ふと「いま、会いにゆきます」の澪を思い出した。
今年もまた澪が雨を連れて来たのかな。そう思うと、雨も憎い存在ではなくなる。
「雨にもちゃんとした素敵な理由がある」と晴一が書いて昭仁が歌ってるように、ね。


追記。

今日もまた、四つ葉のクローバーを見つけてしまった。そんなにたくさん生えているわけじゃないのに、
どうしてここにはこんなにあるんだろう?確率的に四つ葉はそんなに珍しいものじゃないってことなのかな。
でも今日は、摘まずにそっとしておいた。見つける楽しみもまた増えるしね。(^_^)


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