七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
DiaryINDEXpastwill


2006年06月01日(木) 贅沢な悩み

用事を済ませて、ランチを食べた。隣は子育ての悩みを話すお母様二人。
嫌でもその話が耳に入る。
どの家庭でも育児を始めとして悩みは尽きないし、また比較できる問題でもない。
でも、偏差値がどうのこうの、女の子同士の付き合いがどうのこうのといった内容で、
だんだん隣にいるのがつらくなった。

私に言わせれば、そんなの贅沢な悩みなんだけど。

特学の他のご家庭だってそれぞれ千差万別で、全く同じなんていう悩みはないだろう。
晴一が言ってたことに、こういう時ものすごく同意する。
人間が完璧に分かり合えることはない。分かり合えるとしたら、その人自身でしかない。
冷たい言い方に聞こえるかもしれないが、その通りだと私も思う。
人には、その環境下でしかわからないものがたくさんあるから。だから私も、簡単にわかったようなことは
言わないようにしたい。

そんな思いでバスに乗った。
かわいい女の子がママに抱っこされていて、ママは手話で話していた。
よく見たら、その子の耳には補聴器がついていた。

そうだよね、その人にしかわからない悩みがある。そんな言葉が頭に浮かんだとたん涙が出てきて、
零れ落ちそうになるのを必死で堪えた。

私たちは、ふだん何気なくある贅沢に慣れすぎてはいないだろうか?
自分自身に問いかけて、贅沢しすぎてるなと思った。


追記。

夜、おともだちから教えてもらった発達障害の番組を見た。
私は障害についての知識はほとんどないんだけど、ただ思うことは、発達障害の息子を持ったからこそ、
ごくごくふつうにできることが当たり前ではなく、だからといってヒクツになる必要もないのだということ。
番組の中で聞いた言葉のように、「みんなちがってみんないい」のだ。
学生時代、自分の中でよい成績を取ることが当たり前になっていて、自分では気がつかず知らず知らずのうちに
高飛車な態度を取っていたようで、敵視されていたことすら気づかなかった。
息子は、私たち親の知らなかった世界や大切なことを、教えてくれているのだと思う。

それと、あることがきっかけで夜になってから急に、先日の親睦会のことが気になり出した。
私、何かまずいこと言ったかなぁ・・・?と心配になった。
人からの言葉も怖いのだけど、自分がその場で言った言葉、何かまずかっただろうか・・・?
なんかそんな気がして・・・。被害妄想、取り越し苦労かもしれないけれど。怖くて詳細をここに綴れない。

もし、親睦会に出た方で、この日記を知って読まれてらっしゃる方がいたとしたら、私が何か失礼なことを
言ってしまっていたらごめんなさい。m(_ _)m


彩音 |HomePage

My追加