七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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用事を済ませて、ランチを食べた。隣は子育ての悩みを話すお母様二人。 嫌でもその話が耳に入る。 どの家庭でも育児を始めとして悩みは尽きないし、また比較できる問題でもない。 でも、偏差値がどうのこうの、女の子同士の付き合いがどうのこうのといった内容で、 だんだん隣にいるのがつらくなった。
私に言わせれば、そんなの贅沢な悩みなんだけど。
特学の他のご家庭だってそれぞれ千差万別で、全く同じなんていう悩みはないだろう。 晴一が言ってたことに、こういう時ものすごく同意する。 人間が完璧に分かり合えることはない。分かり合えるとしたら、その人自身でしかない。 冷たい言い方に聞こえるかもしれないが、その通りだと私も思う。 人には、その環境下でしかわからないものがたくさんあるから。だから私も、簡単にわかったようなことは 言わないようにしたい。
そんな思いでバスに乗った。 かわいい女の子がママに抱っこされていて、ママは手話で話していた。 よく見たら、その子の耳には補聴器がついていた。
そうだよね、その人にしかわからない悩みがある。そんな言葉が頭に浮かんだとたん涙が出てきて、 零れ落ちそうになるのを必死で堪えた。
私たちは、ふだん何気なくある贅沢に慣れすぎてはいないだろうか? 自分自身に問いかけて、贅沢しすぎてるなと思った。
追記。
夜、おともだちから教えてもらった発達障害の番組を見た。 私は障害についての知識はほとんどないんだけど、ただ思うことは、発達障害の息子を持ったからこそ、 ごくごくふつうにできることが当たり前ではなく、だからといってヒクツになる必要もないのだということ。 番組の中で聞いた言葉のように、「みんなちがってみんないい」のだ。 学生時代、自分の中でよい成績を取ることが当たり前になっていて、自分では気がつかず知らず知らずのうちに 高飛車な態度を取っていたようで、敵視されていたことすら気づかなかった。 息子は、私たち親の知らなかった世界や大切なことを、教えてくれているのだと思う。
それと、あることがきっかけで夜になってから急に、先日の親睦会のことが気になり出した。 私、何かまずいこと言ったかなぁ・・・?と心配になった。 人からの言葉も怖いのだけど、自分がその場で言った言葉、何かまずかっただろうか・・・? なんかそんな気がして・・・。被害妄想、取り越し苦労かもしれないけれど。怖くて詳細をここに綴れない。
もし、親睦会に出た方で、この日記を知って読まれてらっしゃる方がいたとしたら、私が何か失礼なことを 言ってしまっていたらごめんなさい。m(_ _)m
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