七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
DiaryINDEXpastwill


2005年12月02日(金) 療育の定期診察の話、今日もまだ書けない・・・って後半の方に書けた!

相変わらず新宿2丁目のオカマ状態の声で、医者には行ったものの、息子を迎えに行こうと
思っていたのに行けず、寝てました。
結局、担任のおにーさん先生がエントランスまで送ってくれたそうで。
それが負担かけてるようで嫌だから、迎えに行こうと思ってたんだし、こんな声で電話して
「途中まで送ってくださればいいですから」って言ったのに。(=_=)
集団下校は一応今日までみたいだったけど・・・延長されるかもしれないなぁ。

また今日も事件?いーかげんにしてくれ。狂った人間多すぎる。
動物は、生きるため種を残すために一生懸命だ。死は、食物連鎖の一部にすぎなくて、
それで生態系を保ってる。
だから最近思うんだ。もし生まれ変わることがあったら、もう人間じゃなくていいかな、って。
その頃には、この地球(ほし)がなくなっちゃってるかもしれないけど。
愚かな生き物だよね、人間って。

人間は動植物に学ぶべきだ。


追記。

さっき、自閉症のマラソンランナーのことをテレビでやってた。
苦しみの種類は違うと思うけど、息子が障害を持ってることで、健常児の親にはわからない痛みだけはわかる。
子供に「お母さんありがとう」って言われたら・・・。
本当は今日も、「うまれてきてよかったよ」と言った息子の言葉を思い出して泣いた。

定期診察で言われたこと、ちょこっとだけ書こう。

「彼は16〜17歳くらいになったら、お母さんのためにお料理とかしてくれるような子ですよ」
と先生は言った。
「だから、おうちでも何か仕事のようなことを与えてあげてください。親がかえって負担に思わないような。
 親が手出ししないで待つことは、たいへんなんですよね。はじめは簡単なこと、玄関の靴をそろえるとか。
 休みの日にお父さんと一緒にやるとか。勉強も大切ですが、自立できるようなことを少しずつ
 やらせてあげれば、彼はできる子ですから」

他にも言われたことはたくさんある。
担当の先生がかわったのだが、とても親身になって聞いてくださった女の先生。
私が女の先生を選ぶのは、母としての気持ちがわかってもらえるかなと思ってるから。
この療育病院、うちからはとても遠いのだけど(先生にも、遠くてたいへんですねと言われた)、
友達がいいと言って通っていただけのことはある。

第三者が関わることで、息子を連れ出して、もう少しインドアからアウトドアを好きにさせたり、
母親の負担を軽くする必要がある、父親を巻き込むように、と。
父親はいずこも同じ、育児は母親に任せきりという家庭が多いだろう。
仲のいい友達の話を聞くと、やっぱりそうだ。もちろん家庭の経済を支えるのは父親がメインだから。
特にうちのは、人付き合いがヘタ。人付き合いが苦手な私が言うのもおかしいが、私よりもずっと、
人格に障害があるんじゃないかって思うくらい、人と話さないで済むならその方がいいってくらいの奴だ。
会社ではどーなってんだろう?!って不思議に思う。私の知っている限りではアウトロー。
「一匹狼なんて言われても、そんなの誉め言葉じゃないよ?!」と言ったことがある私。
ここまで言えるようになるまで12年かかった。

巻き込むのもたいへんだ。さりげなく言っても通じない。ストレートに言っても、私に逃げ道を
与えないような言葉を返してくる。口では言わなくても、私は見下されているんだろう。
だから私も「もういい」と、話したくなくなる。「女を見下してる」と口にしたこともある。
通じない人には通じないのだ。息子の方が何も言わなくてもわかる能力を持ってる。
どうやって巻き込んだらいいのか?私がやってと言わなければ、いかなる状態でもやってはくれない。
今日のような風邪の時でも、とりあえずすぐ食べられるものを買っておいて寝込んでいたが、
後片づけは決してやらない。ゴミ捨てなどやってられるかと思ったのか、ある時からピタッと
やってくれなくなった。

こんな父親とこんな母の間に生まれた息子。それでも「生まれてきてよかったよ」と言ってくれる息子。
先日は、エントランスのオートロックの扉を、よそさまのおじいちゃんおばあちゃんと私のために、
開けておいてくれた。「どうもありがとうね」と言われていた息子。さりげない息子の優しさがうれしかった。
声が出なかったので、息子の頭をなでたら、とてもうれしそうに「もういっかいやって?」と言った。
私は、息子のおかげで生かされてもらってる気がする。

なんだかんだ言って、療育の定期診察の中身、けっこう書けたね。(^_^;)


彩音 |HomePage

My追加