七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2003年11月21日(金) |
やっぱり限界か・・・ |
先日、息子のクラスメートのお母さんから衝撃的な話を聞いた。
この前学校行事で、公開授業というのがあった。 これは、授業中いろんなクラスの参観が許されている期間なのだ。
そのお母さんもある日、息子のクラスを見に行ったらしい。 私はその間ずっと体調&精神状態があまりよくなかったので、行かなかった。 現実を知るのが怖いから、単に逃げと言えば逃げなのだけど。(反省)
そのお母さん・Aさん(仮名)が見た算数の授業での光景は・・・ たーぼーが「できない!」と言って立ち上がり、歩き回る姿だったと言う。 ショックだった・・・。返す言葉がなかった。
「できないからやらなかったら、できないままなんだからね?ゆっくり考えればできるんだから、逃げちゃダメだよ?」 Aさんはたーぼーに向かってそう諭すように言ってくれた。 それを横でうなずきながら聞いている母親の私は、本当に自分が情けなかった。 親である私の力不足というか、本当に情けなく、恥ずかしい思いだった。
思い余って昨日、放課後担任の先生を訪ねて、授業の現状を聞くと・・・ Aさんの言っていたこと以上のことが、日常で起きていた。 またもショックだった。
そして、他のお母さん・Bさん(仮名)にも公開授業でのことをたずねてみた。 もっと詳しくいろんなことを教えてくれた。 たーぼーは床に座り込んだり、歩き回るだけではなく、 「ちゃんと座って」 とジェスチャーで伝えるBさんに向かってアッカンベーをして、 先生の後ろに隠れてしまったと言う。 そして、同じくクラスメートに 「ちゃんとやらなきゃだめだよ」 と言われると、たーぼーはその子に向かって歩き出し、攻撃的になり、 先生はそれを止めに入りに行って、授業は中断せざるを得なかったそうだ。
我が息子の現状がそんなだったとは・・・。
授業が終わった後、Bさんがたーぼーの気持ちをたずねると、たーぼーは 「むずかしくてわかんないからいやだ」 と言ったそうだ。 家では 「こくご、すきだよ。さんすうはちょっとすき」 などと言っているたーぼーだというのに・・・。 たーぼーはたーぼーなりに、親に気をつかっている、親によく見られたいと思っているのだ。 そして学校では、人前でできない自分をさらすのが悔しくて、 怒ってみたり、すねてみたりしているのだ。 自分のプライドが許さないのだ。 それが彼の精一杯の表現なのだろう。
限界を感じた。
私の大好きなドラマ「マンハッタンラブストーリー」の店長のセリフではないけれど、 「限界」。
彼にとってはやはりもう限界なのかもしれない。 これからまたいろいろと悩む日々があるだろう。 ゆうべも苦しんだ。泣いた。 今朝は目が腫れていた。
Bさんに言われた。「強くなれ」と。 私だってわかっている。 これでもかなり強くなったんだよ? 知らないでしょ? そう、他人にはわからない。どんなに苦しいか。 こういう子供と親がどんなに苦しいか。
でも、私が自分をよくわかってやって、ごくごく親しい人がわかってくれてれば、 それだけでも十分幸せなのだ。
今日も頑張ろう。公文の日だし。 外はすっきりと晴れた。私の目とは裏腹に。(苦笑)
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