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この、地球上の。ある国。 オリエンタルな、小さな国。 そこは、国王制度で。王が治める国。 だけど。国王は、代々の戒めに縛られていました。 辛くても。だけど、彼は国王だから…。代々の戒めを受け入れました。 そして。彼には、可愛い女の子の孫が、生まれました。 とても、可愛いので。 彼は、ただの『お爺ちゃん』になっていました。 だけど、国王であることには、変わりはなく。 その『孫』も。その一族にあり。戒めは、そうやって、代々受け継がれていって…。 ある時。国の行事で。大きな河のほとりを、通りかかりました。 流れは速く。 深く。 大河で。 そして。事故は起こってしまいました。 まだ小さい孫娘が。 河に落ちました。 流されました。 --ダレカ、助けてくれ!!-- 王様は、我が身に変えても、彼女を守りたかった。 だけど、彼は、王だから。 それは、出来ず。 立ち尽くしました…。 国民も。 護衛の兵士も。 助けることが、出来ません。 何故? それは。 この国の決まりが。歴史が。 ---王族の体に触れる者は、死刑。---ダッタカラ。 若い、兵士が居ました。 彼は、河に飛びこみました。 泳ぎにたけた彼は、幼い皇女を、救いました。助けました。 ----そして、彼は、処刑されました。---- 史実は、小説より……。 あまりに、惨くて。 悲惨で。 兵士にも、家族が。 王とは? だけど。歴代の王たちも。それを受け継いで…。 だが、…王とは!!?? 日本から来た。まだ若い客人が居ました。 彼は、 特殊な立場の、人間でした。 民間人では、あったものの。日本に。多くの、背負う人々が。待っていて。 多くの人を、背負う。人でした。 だけど。 人が。人間らしく。…生きることの出来ない法とは。 何なのか。 彼の、敵は、ただ、それだけでした。 彼は、柱。倒れてはならぬ者。多くの…。 だけど。 「私に、何かあったら。あとは、頼むよ。」 側近の者は。何を言っているのか。解りませんでした。 国王との、初対面です。 「はじめまして!日本から、参りました。」 ---------------------- あっ!!! そこに居る、全ての人が。息を飲呑みました。 彼は、国王の手を。 両手で、しっかりと。 握って。 そこに、居ました。 兵士が。 動こうとして。 けれど。 年老いた国王は。 泣いていました。 東の若者の。その手を。しっかりと。握りしめて。 泣いていました。 兵士も。泣いていました。 歳若い、同胞が。命を投げ出してまで。守った代償は。 守られた側にも、大きな傷となり。 守った側には。 それこそ…。 そして。 国法が。変わりました。 ---------王族も、人間です。--------- それによって、様々な嵐も、来るでしょう。 けれど…。 東の若者は。日本だけでなく。 東から来た、若者は。 ぜんぶの、『人間』を。背負っていました。 自由もなく。 死ぬまで。休まず。 体は、老いていく。 様々な誤解や偏見や裏切りも、受け止めて。 けれど。 それでも。若者よ。 地から、沸きい出よ。 若者よ。 生き続ける限り。私は戦うから。 『戦争が起こる原因の心の全ての悪』と。戦うから。 守るから。 だから。 ダレカ。 『人間を守る者』に。 続いてくれ。 若者よ。 日本のマスコミは。 こういう日本人が居る事実すら。 伝えられは、しない。 これは、嘘だと。 多分言い張る。 だけど。事実、居る。 いいことも。悪いことも。 どんなに立派な嘘で塗りかためても。 『真実』は、たったひとつしか、ないのが事実だから。 何が、真実か。 見極める心が、あたしはほしいです。 |
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