何処か
遠く
逃げ出したいと
時刻表を握り締めて
定刻通りに
列車に乗った
ガラゴロとゆれる車内で
マッハの速さで
開かずの踏切を突っ走って
このままどこか
宇宙の彼方に
今を捨てて
過去を捨てて
思い出も捨てて
トラウマも捨てて
自我も忘我も捨てて
笑顔も
涙も
うんざりも
がっくりも
大好きな音楽も
大好きな映画も
大好きなＡＶも
ちんこも
まんこも
左の乳首も
みいんなみいんな捨てて
片道特急
そこは
きっと
真っ暗
何もない
嫌いなピーマン
納豆もない
だけど
だけどダメダメ
人間には
お尻の穴があるんだよ
とっ捕まるぞ
ちんこやまんこを
いくら捨てても
とっ捕まるぞ
人間には
後ろの穴があるんだよ
アナルだって
立派な性感帯さ
いくら逃げても
お尻の穴は追いつくぞ
お尻の穴は
気持ち良いんだ
触って良し
舐めても良し
挿れても良し
便秘解消世界平和
だめだね
俺ぁだめだよ
まだ逃げたくない
辛くとも苦しくとも
哀しくとも絶望でも
まだ
お尻の穴があるんだ
お尻の穴を
有効活用するまでは
俺ぁまだまだ
希望があるんだ
お尻の穴の気持ち良さを
俺は伝えなければいけないんだ
俺はお尻の穴の伝道師
たとえ
君の乳首とまんこと
ココロが真っ黒でも
君のお尻の穴は
菊の色で薔薇色じゃあないか
お尻に真珠を入れて
引き出す気持ち良さが
俺には
あるじゃあないか
アナルは
アナルは最後の武器なのだ
もうダメだ
って思った瞬間
アナルの煙に巻かれているのさ
アナルは全てを知ってるのさ
開かずの踏み切りは
いつか開く
だから
開かないアナルなど
存在しないことを
もう
充分にまんことちんこで
苦しんだ
今から
アナルで楽しめよ
解放の鐘だ
前門の狼後門の寅
月と太陽
俺とアナル
アナルを開いて
ココロを開いて
今
そう今
天国の扉が
開くのだ
天国のお尻の扉を
叩け叩け叩くのだ
へっわかってないなあ
俺はご覧の通りのちんこだから
ちんことアナルを二つに分けて
オナニーをするのさ
いかした
イカれたオナニーをエンジョイするのさ
お尻の穴は
君が思っているその５００倍は
楽しいぜい
ただ
その後
排出されるうんこさんが
ちんこより太いのが
ただちょっとやるせないんだけどね。ありり。