2002年04月07日(日) |
読書と養蜂と養毛と剃毛。 |
寧ろ毛が好きなのです。 もちろんタラバよりケガニに 魅力を感じて止まないのですが カニは一杯二杯って数えるんでしたっけ あれはイカでしたっけ ともかく カニはともかく 思い出の一杯ってあるもんで 一仕事とか 何かやり遂げたときの一杯 風呂上りの一杯 スポーツのあとの一杯 ひどく暑かったあの夏の日の一杯 好きだったあの子とのワカメ酒 など人それぞれ あるもので 例えば 孫悟空とか 鬼太郎とか 世界的寓話のなかでは その自らの毛をひきちぎっては 武器と化す なんてファンタジー それほど古来から それほど世界的に 毛の存在は妖しい魅力として 語り継がれているのだけれど どうにも西洋文化の影響を受けた 最近の日本においては 毛を毛だけに毛嫌いするきらいが見うけられ 日々女性は あまつさえ 最近では男でさえも 風呂場において 処理してしまっては いったい何時間風呂に入れば気が済むのだ などと周囲から批判される事もしばしば 勿論 ときには お互いがお互いに 剃毛しあうことは 立派な性的興奮を覚え 立派な明るい性生活において 刺激を与える事も それはそれであるのだけれど 勿論 じゃあじゃあじゃあじゃあ 毛深かけりゃあ いいのかってえと 毛深さで人間を判断する そんな器量の小さい私ではないのだけれど やはりほらものには限度 分け入っても分け入ってもあそこの毛 AVにおぴても その深いジャングルゆえ ボカシいらず そこまでくると 流石に興冷めすることもあるわけで 適度に毛深い 適度な毛に 適度に興奮することを 私は嗜好するのだが 以前ランパブというか セクキャバに出かけたときに出会った まだ二十歳そこそこのそのキャバ嬢は 名器と謳われるほどの 上つきおまんまんさんの持ち主であったのだが 特筆すべきは 仁王立ちした正面から彼女を見た場合 その陰毛の奥に 上つきおまんまんさんの縦ライン一筋が はっきりと見て取れるのであり 実に私の理想の 適度な陰毛であったどころか その膣圧を自由自在に操り 10円玉を5枚 自らの膣内に入れては 手を使わず その膣圧のみで 10円玉3枚取りだし お釣りさ〜んじゅうえ〜ん とケタケタと笑うどころか いやそれどころか その適度な陰毛を延ばし ライターを手にしたかと思えば ライターを点火し 陰毛を焼き切り その姿は あたかも孫悟空 あたかも鬼太郎のごとく フッとその毛を一吹き 私のグラスのなかに入れたわけで もちろんそれは全て 目の当たりにした ファンタジーな出来事を 現実として受け止めるのに時間がかかりながら 薄れ行く意識のなか 当然飲み干したのだが 春になると思い出す それが私の思い出の一杯なのだが 以来私は 毛の魅力に取りつかれ 腋の下の黒いぷつぷつ 乳首の周りの 少し申し訳なさげに生えかけた毛 パンティのVラインに 収まりきれなかった黒いゴマ パンティの生地を突き破った 自己主張の激しい太い毛 ミニスカートから覗く その太ももの産毛 足の親指のみに生える毛 ぼんのくぼあたりの産毛 放射状に生える腰の産毛 そんな毛たちに囲まれながら 愛情を注ぐ事によって 毛はまた育つ また 抜けば太くなり 剃れば濃くなる そんな手間こそが 私の少ない母性を擽り あまつさえ ちんこをくすぐるわけで そんな毛たちに囲まれて 読書と養蜂と養毛と剃毛の日々 そんな穏やかな 老後を迎えたいものなのである。 毛がにで一杯やりながら。
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