splendid_performance diary

2004年01月09日(金) 仲間

目標が間近にないというのは、これほどにもツライこととは思わなかった。
人は、出会いと別れを繰り返す生き物というけれど
最近、別れの比重が大きいような気がします。
秘書です。皆様、いかがお過ごしか?



「松坂世代」
秘書の生まれた年の人たちは、一言で、こう表現される。
野球界にだけ適用されがちな言葉であるが
秘書の職場にも、松坂世代は、確実にあった。

親友に始まり、出会ってきた同じ年の連中は
やはり、職場でも輝きを放っていた。
秘書は、その職場でも、一番最後にやってきた人間なので
同じ年の人達は、良き目標であり
少しでも早く追いつくために、努力はしているんだが
それでも、いつも一歩前にいるような存在であった。

昨年の年末。
最後の松坂世代の目標であった契約社員の子が
彼氏と同棲するため、うちの職場を去っていった。

喫茶室と売店。
それぞれの契約社員として、仕事を任せあい信頼していた。
彼女がいれば、売店は大丈夫。
いつかは、彼女を目標として売店業務を覚えようと・・・

最後の日。
一緒に食事する機会があったので久しぶりに話をした。
ポジションが違うため、あまり話をする機会がなかったのが
今、思うと残念で仕方ない・・・

最後に、彼女は
「頼りない私でしたが、お世話になりました」と言っていた。

皆が信頼し、頼りにしていた彼女がそう言ったのである。



何日か経ってみて、彼女が空気のような存在であることに気づいた。
彼女がいないと、こんなに息苦しいものなのかと・・・

リーダーを失った組織というものは、もろい・・・
社員は、慣れない仕事に焦りが隠せず
バイトの子達は、自分が頑張ろうとしすぎて、空回りしている・・・

落ち着きと活気を取り戻すまでには、もうしばらく時間がかかるだろう・・・



これから先、この職場で目標を見つけるのは、もはや無理であろう。
いや、目標自体はあるのだが、
対象の相手が、信頼というより尊敬という概念の方である。
ライバルがいて、喜怒哀楽があったあの頃。
いつかは、笑って話せる大人になりたいものですね。


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