今日のじぶんにっき。
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午後、地下鉄に乗って銀座まで行く。
乗り込んだ車両 席は ほぼ、うまっていた。
そこには黒い服の人しかいなかった。 まるで「そういう約束」をしたかのように
そこにいた人は、みんな黒い服を着ていた。
どこかに「色」はないのか?
私は前後の車両にも目を走らせた。
私が立つ位置から見渡せる2両分の席の長さ、 そこに座る人々はみんな黒い服だった。
吐きそうになる。
次の駅でたくさんの人が乗り込んできても みんな黒い服だった。 私に背を向けて多くの人が立っていた その群集の後ろ姿は
まるで 葬式に参列しているような 錯覚を私におこさせた。
泣きそうになる。 なんて悲しい日なんだろう。
窓に映る私も、黒い服を着ていたのだ・・・
途中下車して すぐに赤い靴と赤い革手袋を買った。
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