浅蔵大介と貴見博之はらぶらぶ音楽ユニット
そんな彼らの活動をなまあたたかく妖しく見守る日記です。


*既存の団体とは無関係です。

2004年06月14日(月) ■生タカノリにアクセスin国際フォーラム■


そういえば ももさんは幼い頃からそうでした。

小学校2年生の夏休み。
課題に出された自由研究の題材としてカビの増殖過程について調べようと
思いつきで計画表に書いたのがそもそもの始まりでした。
カビなら花の世話と違って貴重な夏休みの時間を削り水をあげたり、
炎天下の下雑草抜きを行わなくても放っておけば成長するし
塩の結晶やら紙飛行機の飛行距離を調べるような理知的?に
研究を重ねるような面倒さもないから簡単だと思ったももさんは
食べ終わったヨーグルトの瓶に湿らせた食パンのカケラを入れて
家の中で最も注目されない場所であるピアノの裏に置いたのです。
それから二日間。ももさんはわくわくとピアノの裏を覗きましたが
パンはじめじめするどころか暑さで干からびてしまい生気を失いました。
なんだ つまらない。カビって意外と生えないものなのだと落胆し
その存在を忘れたかけていた2週間後。
落としたラムネのビー玉を追い掛けて覗いたピアノの裏に
ポツポツと緑のふさふさが噴き出し始めたパンの姿を見付けました。
おお、そういえば置いていたっけ。
育っていたんだな。これはなんとか無事自由研究のテーマになるかも。
芽吹いたばかりの若葉や、生まれたばかりの小動物を見るような
そんな期待感が私の胸に宿ったのは、しかし それから数日の間だけのこと。
そうして一週間が経ち、二週間が経ち、ヨーグルト瓶のことなどすっかり忘れ
自分地図なんて名前の絵地図をほとんど趣味の延長で落書きし
自由研究に仕立て上げていた私を、夏休み最終週のある日、
母親は金切り声を上げてピアノの裏に引きずって行ったのでした。
そこにあったのは腐海。
王蟲とナウシカが共存する あの腐海そのもののジオラマでした。
透明だったはずのヨーグルト瓶は見る影もなく黒ずみ、中からは何かの
触手の如く深い青のもさもさが縦横無尽に辺りへ伸びていました。
もちろん その中にパンのかけらがあったことなど入れたももさん自身
思い出せない程に跡形もなく緑色のもさもさと融和し切っておりました。
ああ、すごいねぇ。
実に率直でこれ以上ない的を得た感想であったのに母親は一撃の
ゲンコツのみで一蹴し、ももさんは母親の罵倒に耐えながら
泣く泣く瓶であったらしき腐海を臭気にむせながら処理することに陥った
あの日 あの夏の思い出…。

このアクシス日記のタイトルを何かの拍子にブックマークから見付ける度
ももさんはあの夏を鮮明に思い出すのです。




長い前置きでございましたが、こんばんは ももです。
7ヶ月振りの更新ですが みなさまお元気でお過ごしですか?

えぇと。

関連の話題で申し上げますと 年末にタカノリ氏のカウントダウンLIVE参加。
先日もタカノリ氏のフォーラムLIVEに参加してまいりました。
ももさんをよく知らない人が見たら無茶苦茶ター坊LOVEな感じ?

カウントダウンLIVEの話題に今更触れていいものかどうか悩みますが
年末の時点ではもうタカノリ氏には関わりたくないと思っていました。
彼から発せられる言葉がどれもこれもマイナスな物ばかりで
聞いててイライラするばかりだったからね。
ももさんはタカノリの野良猫のような闘争心剥き出しの姿勢が好きだから
丸くいい感じにまとまってほしくないといつも言っていたけれど
闘争心と疑心暗鬼や嫉み僻みは別物なんだよ。
誰のことを言っているんだか知らないけれど

「『俺のおかげでここまでやってこれた』だぁ?
ふざけんじゃねぇ。
俺は
俺の力でここまでやって来たんだ。
誰のおかげでもねぇ。
俺自身が積み上げてきたんだ。
俺から何かを奪おうとするヤツ、何かを押し付けようとするヤツ、
そいつら全員絶対許さねぇぜ!」


なーんてMCにきゃぁぁ♪と黄色い声援を送るFANの渦に埋もれて
ハッキリ言ってももさんは吐きそうだったよ。
誰ひとり 自分だけの力で生きているヤツなんかいないよ。
タカノリの力に惚れて支えてきた人達、活かそうと努力してきた人達、
より多くの人に届けようと苦心してきた人達全ての善意が
木っ端微塵に踏み躙られたような気がしてガッカリしたね。
LIVE終盤の大盛り上がりの会場でももさんは帰ることばかり考えてた。
同行の友人に申し訳ないけれど もう少しも彼に魅力を感じなかったもの。
だから今回のツアーも本当は参加を躊躇っていたんだけれど
同行する友人の縁を大事にしたいと思っていたから仕方なしに
我慢しようと決意してアルバムも買ったんだよ。

でも、今回のフォーラムは 良かった。
アルバムもここ2枚位はイマイチだなと思って歌詞も覚えられない位
少ししか聞いた事なかったけれど、今回のは何度も聞いてしまったし
テンションが良かったのか、単に自分の好みにはまっていただけなのか。
フォーラムのタカノリは物凄く嬉しそうで、歌う事も喋る事も身体全部で
幸せだっーて、気持ちを溢れさせていたように思う。
去年のやさぐれ具合と比べたらまるで別人だね。見ていてホッとした。

一体何がそんなに彼を追詰めていたのか真相は本人にしか分からないけれど
憶測の内では色々とももさんだって思い当たるところがあったし
大変だったんだろうなと思うよ。でも、その部分は見せて欲しくなかったな。
ショックだったわ、やはりあれは。
立ち直ってくれて良かった。

やはりあれだね。
人間まともに使命を与えられないと心が腐る。
バリバリ仕事していた人が突然窓際に移されたり、仕事を引退したりすると
体調崩したり、酷いとボケちゃったりすることがあるというけれど
「自分」という存在を正当に評価されていないと感じてしまうと
物事を前向きには到底捉えられなくなってしまうものなんだろうな。

今回のアルバムはセルフプロデュースになるのかなと思っていたから
まだアサクラの名前が消えていなかったことに驚いたわ。
そうか。そうなんだ…。
じゃあ、私の杞憂で済んだのかなぁって。
本当のところはどうか分からないけれどね。

とにかく 今回のLIVEは良かったです。
MCかっ飛ばしまくりだったし。

上機嫌の理由は夏のシングルが唐突に決まった事が大きいのかな。
5月に話が降って沸いて、今大騒ぎで作っているらしい。
まともなプロモーション枠は当然夏に向けて既に埋まってしまっているから
タイアップも望めない文字通りゲリラ的な新曲リリースになるそうだ。
相変らず露出は激少だけど、あの表情を見ている限りはそれが原因で
クサクサすることはもう無いだろうなって思えたわ。充実しているのだろうね。



昨年のLIVEから後、アクシスはまったく動きが無くて 個人個人が好き勝手
やっているようだったから、恐らく夏には一本くらいLIVEやるだろうと予想して
大ちゃんが出るよと公言されていた先生の武道館LIVEをあえて外していたのに
毎月新譜リリースなんていう嬉しいやら寂しいやらの遠隔活動のみで
大ちゃんの生身を拝めないのは拷問です(TロT)
ヒロと睦まじく絡む様を見たいというのに公式サイトのスペシャルメッセージも
活動停滞していて新情報を更新できないから、とりあえず生声でもアップして
場をつないでおこう的な安易さが伝わる生ぬるい感じの出来栄えで
こんなもんじゃ
ももさんは萌えないよ。

もっと意味深な口ぶりで互いの深い所をまさぐり合うような
そんなベタベタで甘々なトークがふたりなら出来るはずだろう?
どうしてそんなだるいトークを交わしているんだね。
そんな更新なら時間の無駄だからやらないでよろしい。

変わる季節が教えてくれるんだよ 始まる真実をさぁ
奪うほどに重ねる誓いなら夢もさらわれちゃうよ?

(ワケわからん。この歌詞自体が意味不明だよ イノウエ)

ひとしきり暴言をモニターに吐いて落着くと、寂しくなりながらアサクラの
新作CDを聞くといった日々を送っています。

さて、アクシス再始動は年内に望めるのでしょうか?
解散してないだけマシかなと 痛みを先送りにする毎日です。
アクシスファンの皆様はいかがお過ごしなのでしょうか?
もはやファンなど存在しないのでしょうか?
その後の皆様の心境が気になる今日この頃でございます。


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次の更新はいつになるかな。
毎回そんな言葉で締めるのもアクシスに動きがないからだよな。
なんて人のせいにしてみる。


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