いつからか孤独の夜を謳わなくなり涙の粒を数えなくなりそして僕は言葉を綴らなくなった崩壊を望まなくなり嫉妬に狂わなくなり他人を恐れなくなり代わりに得たものは受話器ごしの温かい声だった今 この目に映る景色はなんて穏やかな色彩悲しいうたを失い寂しい夜を奪われあまりにも幸せな日々にただ為す術もなくああきっとことばにならない、ってこういうこと