あの日のまま、なにも変わらなければ良かった。
一度マイナスへと移った評価は
かつてのプラスなど意にも介さぬ様子で
なかなかその態を覆せずに
結局ぼくは嫌われているまま。
あの日、決意したのに。
ぼくはぼくを殺す事を決めたのに
誰かがぼくを殺したはずなのに
何故だろうか
まだぼくは生きていて
まだ僕は死ねないでいる。
あの日の君はもう帰ってこず、そしてぼくは立ち尽くす。
かつて
お払い箱だなと呟いたぼくに
驚いてムキになって否定した君
君にもう一度その言葉を…
いや、言ってみたところで虚しい結末が待っているだけ。
君がもっと嫌なやつなら良かった。