ひたりひたり血塗られた足跡 続く赤黒く億万人の血に染まった大地では同化してしまうきっと彼女には分かるはずだ僕のつけた足跡が分かるだろう?同じ匂いのはずだからほらそこにあるだろう一際黒くくすんだ行き先を失って途方に暮れた足跡がついてきてくれるかい?暗闇を振り返って訊ねる返ってくるのは静寂ばかりだけどひたりひたり