'ゃッぱ・頭、変っすか。 'ゃッぱ・頭、変っすか。


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2005年06月01日(水) Love from Korean Circuit

5月22日(日曜日)
韓国 
テベック・サーキットに於ける PORSCHE CLUB of KOREAのイベント、

 施設の障害児をを招待し、日がなサーキットでのポルシェ車両に同乗走行させたりして慰安し、またクラブで販売してるPORSCHEグッズを購入&登録した若いポルシェファン(学生多数を含む)をバスツアーで招待し、グッズだけでなくサーキットを走行するポルシェをも楽しんでもらおうという走行会イベントであった。

 日曜日の朝まで掛かって、この走行会イベントに参加するオーナードライバーの依頼による・PORSCHE993Carrera車両のエンジンオーバーホール・他総合メインテナンスの作業を間に合わせ、1週間に及ぶハードワークの第一目標(このテベック、イベントに出走する)に到達せんものとしたわけでありました。
 〇TOMOのメカニシャンとしてのプライドと意地と根性をこめて作業した韓国に於ける第2号目のエンジンオーバーホール作業でありましたが、日本のレース・シーンにても、これほどタイトな期日で仕上げる作業は経験したことはなかった。 (当初の3週間の作業期日を計画して着手、と同時に基本消耗パーツの手配をしておいて行なう、というものであったが、…習慣というのか・そういったスケジュールや工程を真面目に遂行していくはずもない環境(韓国)で、結局・納期リミットがあと10日になって、パーツの手配や機械加工の作業を〇TOMO自らの手で行なわなければならない有様だった。
特急航空便で日本より取り寄せたパーツをインチョン空港貨物ターミナルへ引き取りにいったのが火曜日の午後であった。)

 日常茶飯(ふだんのちゃめし事に差し支えない)程度の日本語会話が可能な作業スタッフと共同行動してはいるものの、整備作業や一般モラルのギャップはどうしようもなくレベル差のある現況で、「ともかく仕事を遣り通さなければいけない」という強い意志を維持していかなければならなかった。(案のじょう、韓国人スタッフが担当した箇所で不具合も発生しサーキットに搬入する朝までゴタゴタの連続で、応急的処置して自走できるのがやっとの仕上がりであった。 揚げ句に・このCarreraのリヤシートに寝不足の身体を押し込んで走行していく(片道・約250Km)嵌めになったのだ。
(毎度のことながら、計画は手前で伝達されず、動き出してから、また決めればよいという習慣だ)
せめてもの救いは、テベックの山中にある高級リゾートホテルの個室でのシャワーと30分間の仮眠が取れた事であった)

 昼のブレックファースト(?)をサーキットの食堂で済ませ(日本のサーキット食堂でも定番のカレーライス)走行会の出走に備え持参したレーシングスーツに着替え、主催者の挨拶する集会に呼ばれ、紹介の儀式となりました。
 請負元の〇E〇A・TUNE社にて搬入されている黄色い996Turbo540PS仕様をドライブして、同乗走行もするという企画であった。このイベントの参加者のなかから、PickUpした10名ほどのお客様を3〜4LAPずつ順にコドライバー・シートでサーキットの同乗走行を体験させてあげるのだ。
3Lapほどではあるが、PORSCHEの助手席で200Kオーバーのストレート速度と強烈なコーナリングGを体験して、ピットレーンに戻ってくるお客様は一様に神妙な面持ちで下車し、その興奮の体験を仲間に語っているのだった。
                             

同乗走行の最後に、この996Turbo車両のオーナーの奥様を同乗して、こんどはドリフト走行を披露するという、ハチャめちゃ企画が待っているのだった。

ピットロードをスタートした鉄MOTOは奥様を同乗して、1コーナー・奥のヘヤピンコーナーとフェイントモーションでタイヤをスキールさせスライドして走行して そして、ストレートで220Km/hからのフルブレーキング(結構、手前から遠慮しながらやってはいます)。また、コーナーではタイヤを軋ませて、そして周回してホーム・ストレートに戻り、ピットロードでこちらを見つめる観衆を横に眺めながら、ピットレーンの出口付近を徐行速度で流し、 そして おもむろにハンドリングしながらパワーONして車両をホームストレート上でクルクルと駒のように回転走行させたのだ。
車両が四輪駆動だということと、クラッチが不具合出始めていたこともあり、狭いストレート幅で重たい車体を回転させるのは容易ではなかった。左回し、右回し、8の字とそれぞれ3回ずつくらいまわして(奥様の目も回っていたもよう)、本コースへ戻すとき茶目っ気だして、フェンスサイドに車両を振ったところ、クラッチが滑った直後、唐突に繋がり、車両は想定したラインより大きくアンダーを出してしまい、アワヤ!.!!!

かろうじて、ブレーキングしてフェンスで停止できたが、車両はピットロードとのフェンスにKissする格好を観衆に披露しちゃうこととなりました。
(帰還後、ちょっと傷が入った樹脂バンパーフェイスのペイントを磨き補修してみましたが、やはり再ペイント補修はすることにしました。)
Porsche996Turboの走行はキッスToフェンスで終了したが、観衆のアンコールに応えるべく主催者は別の車でも出来るかとリクエストしてきた。
 用意できた車両(SUBARU・SRi 4駆Turbo)に乗り込んだ〇TOMOは、今度はコースは周回せず、ピットロードの出口から、そのまま ストレートに車を向け、そこで円運動を行なって見せたのだ、ポルシェより軽い車重と腰高車であり、タイヤもプアーなぁものなのだろう、タイヤスモークをあげながら、2回転・逆3回転と走行し、8の字に移った途端、リヤ・駆動部に異常振動とゴクゥ・ゴクゥ音を感じ、車両をコース上に止めました。フルハーネスを解き、車外へ出てフロアーリヤ下を覗いては見たが目視では異常がどこであるかは判定できなかった。ひとまず・観衆にはNGサインを掲示し、走行は以上で打ち切りとした。
更に、見せてほしいと観衆の要求もあったそうだが、そう急には車両の用意は出来ない旨、またこれ以上は壊したくない、っということでイベントは、「チャンちゃん」お開きとなった。

日本時代は、ジムカーナ・コースをレース車両で走行したり、サーキットの同乗走行は、披露したことあったが、もどきドリフトは、初めての経験だ。
そして、韓国の皆さんがとても楽しんでくれてる姿もとてもほほ笑ましく、喜ろこんでる障害児たちが、このサーキットにいるんだ、ということで 懸命な作業努力と、疲労した身体と脳が、モータースポーツを苦労して続けてきて、(おこがましいが)社会に貢献しているような気にさせて( ↓のチャリティーの活動はクラブの理念でもあるそうだ)、なにか、ふっと癒されるよぉな、そんな気がした。

PS:ポルシェクラブof KOREA にて、販売しているアクセサリー・グッズ類の収益金は、社会奉仕の精神に基づき、こん回参加させたりした障害児たちの施設に贈与されているそうだ。
  
  
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