≪過去への扉 続いていく日々≫ New♪ ☆もくじ☆ MAIL Livly


アイスティーでも飲みながら
暁めのう
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2007年01月19日(金)
およそ北(笑)

皆さまこんばんは。「動物園に行って来ました」暁めのうです。

北千住、思ったよりも近かった(笑)
渋谷に行くより近いなきっと。

今回の芝居の舞台は、会場の舞台そのものに客席も作られていたのが面白かった!
開演10分前に座席へ向かうと、小鳥のさえずりが!
そこはすっかり午後の日差しが差し込む公園!!
客席に移動する際に、舞台の端っこの作られた芝生とか踏んでみたり(笑)
ふかふか。

開演の5分前にはピーターが舞台へ登場。
パイプに火をつけふかしつつ、午後のひと時をセントラルパークで楽しんでいます。
えっと、持ってきていた本が盆栽の本だったんですけど・・・ピーターは30後半〜40代前半な設定のはずなのに随分と渋い好みなんですね(笑)
開演して暫くすると、飛行機の通っていく音がして、その後ジュリーが登場なのですが。
この劇、舞台の配置が変わっていて。
舞台を真ん中に、左右に客席、手前に客席が置いてあるのですが、舞台の中央手前寄りにあるベンチは、舞台の奥に向いているのです。
そのベンチが向かっている舞台の奥側の、左寄りに出入り口があるのですが、ジェリーはそちらの出入り口ではなく、客席の間にある通路から登場しました。
舞台の右側の客席と、手前にある(ベンチの後ろの)客席の間の通路。
ぼさっとしたアタマによれたチェックのYシャツ、擦り切れたGパン。
目がピーターの姿を捉えた後も、きょろきょろと落ち着かず、それでも少しずつフラフラとしながらピーターのいるベンチへと近づいて行くその様子は、あからさまに不審人物です(汗)

木の影に隠れながら、突然小声でピーターに向かって
「動物園に行って来ました。」
なんのこっちゃーーーーーっ(汗)
もうそこからジェリーのアヤシイ人となりが気になってしまった(爆)
いきなりベンチの正面に立たれてもう一度そんなこと言われたピーターもそりゃ驚くわ;
突然すぎるし。
でも、そんなアヤシイジェリーに付き合ってあげようとする彼。イイ人だー。
そんないい人は、どんどんジュリーの語りに付き合わされて「動物園で何が起きたのか」の前に「ジュリーと犬の物語」を聞く羽目になり、最終的には災難に巻き込まれてしまうのでした。

わたしのこの作品から受けた全体的な捉え方は、簡単に言うとそんな感じ。
だってピーターのコトが分からなかったんだもの。
ジェリーは自分のコトを沢山喋っていたから、どういった考えを持っているのか、どんな人物なのか知る要素はあった。
共感する部分もあった。
でも、そのジェリーに比べてピーターは喋らないし普通の人って感じで、ジェリーの話したことについてどう思ったのかとか、分からなかったんだもの。
(え、つまりはわたしは普通ではない側の人間に近いってことか?)
きっとジェリーの話は理解出来る部分はあってもしたくない、とかこれ以上関わりたくないなーって気持ちはあったんだと思うんだよ。だってみんなどんな人だってきっとそう思うだろうから。
でもピーターはそう思う意外にも強く何かを感じたはずなんだ。
だからあぁまでベンチに固執して、下らないベンチの取り合いをし、ジェリーと戦うことになったんだと思うんだよね。
だってジェリーがどんなに挑発したところで、ピーターは大人のジェントルメンなんだから本気でベンチ取り合ったりはしないでしょう? 普通なら。
じゃぁなんであのベンチを、自分のベンチだって主張して、守ろうとしたのか。
あのベンチをジェリーに渡したくないとあんなにまで(冷静に見たらそれはそれは滑稽な争いをする程に)思っていた彼にとって、ベンチとは一体何だったのか。

わたしには解らなかった・・・。
にゃー残念。
だからジェリー側の心理に偏った共感をする事になったんだけど、でもそれはそれで良かったのかも知れない。
これでジェリーの考え方さえ難解だと思えていたら、もやもやした舞台だっただろうから。
そんなもやもや感もまた良いんだけどね(笑)

ヒロの日記でヒロがジェリーをどう思っているのかを知ってから舞台を見れたのも、取っ掛かり易かったんじゃないかと思う。
ジェリー、すごいヤツだよホント。
あぁはなりたくないケドね(苦笑)
だって、やっぱり健全な心理じゃないもの。
そうしたことでジェリーは幸せだっただろうけど、それに巻き込まれたピーターは・・・。

あ〜、それにしても、まさかジェリーはホモだったとはちょっとビックリだった(笑)
ヒロ、ホモ役だったのか(爆笑)
なんというか、へぇぇ〜(微笑)
そんな話の振り方で続けるのもアレなんだけど、ヒロの自然さが思いっきり演技に+要素として注ぎ込まれていましたね〜。
ヒロがジェリーという人物を演じる、というより、ヒロが自分を使ってジェリーを表現しているといった風で、だからヒロの良さがあぁまでに出ているんだと感じました。
そして、37歳とは思えない純粋な演技をする人だと思いました。
まだまだ上達していきそうな予感。
次はオカマの役もオッケーなのでは? (見たくはないがな)
5月のコメディーモノではどういったヒロが見られるのか、想像が付かないです。

ジェリーの長台詞、早口すぎて聞き取り難かったりしたけど、ホント凄かったです。
感情の起伏というか表現の豊かさが魅力的でした。
犬のマネにはビックリだったけどね (^^;)
わんこと友達。(犬と女)
ジャックブレル再び(笑) とかちょっと1人でニヤリとしたり。

ヒロの演技、結構好き。
またヒロが好きになった。
ヒロへの好きが増えた。

・・・大ちゃんは今回のは見に来なかったの?
勿体無いなぁ。
あ、でも録画はしてたみたいだから、もしかしたら関係者として特別にDVDで見られてるかもね♪


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