夕方両親と一緒に祖母のとこへ行った。 車で1時間くらいの場所。 行くと伯母さん達と姪っ子がいた。 昨夜からずっといるみたい・・・ で、祖母と対面するのに手を洗って、消毒してその部屋に入った。 中は広くたくさんの看護士さん医師の人たちが働いていた。 そして患者さんもたくさんいる。 「1人ずつ、お会いしてください」と言われ、母が先に行った。 しばらくして帰ってきた母の姿を見て、ただ事でないことを知った。 次は私、格好的に子供だと思われたのだろう、父と一緒に行った。 そこにはテレビで見る機材にいっぱい埋もれた変わり果てた祖母の 姿があった。 心電図、呼吸器、点滴などたくさんつけられ、もう意識も ないのだろう。 目も自分で動かす力がないので、開いて乾かないようにとテ-プで ふさがれていた。 呼吸ももう自発的には出来ないのだろう、機械によって無理やり させられている、そんな感じさえした。 自分の知らない老人の姿があった。 元気な時とは全く違う、哀しい姿。 働いてた時に見たことのある患者さんの姿、母方の祖父の姿、 思い出してしまった。 昨日まで元気だったのに、手術をして「3、4日見て大丈夫でしょう」と 説明を受けている間に様態の急変。 確かに様態の急変は多いことだ。 この目で数え切れないほど見て来た。 が、それが身内となると信じられない・・・ この様態がいつまで続くのだろう。 長引くのは嫌だ、家族として元医療従事者としてそう思う。 回復に向かうのなら良いけど、あんな姿を見るのは辛い。
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