BLUE WATER
ひなが思っていること、思ってきたことを素直に書いています。
日記って言うより、つぶやきだったり、詩だったり・・・

2002年06月27日(木) 『死』

久々に日記を書きます。
パソつついてるとイヤナコトが目に付いて、何だか書くことが
嫌になってました。
でも久々に書こうかな-・・・って。

この土曜に旦那様のおじいちゃんの1周忌がありました。
去年のこの時期はお葬式が続いて、旦那様の会社の後輩くん。
おじいちゃん、階下のおじいちゃんと1ヶ月に3人も亡くなりました。
後輩くんは旦那様が仕事を教えてた子で、まだ20代前半。
なのでとってもかわいかったみたいで、悔しかったそう。
旦那様のおじいちゃんが水曜日に亡くなって、階下のおじいちゃんが亡くなったのは、その翌週の水曜日。
本とに喪服の絶えない1ヶ月。
なので、この土曜そして今度の日曜は後輩くんの1周忌。
また哀しい日が続きます。

人が亡くなるたびに、いろいろ考えることがあります。
仕事柄人が亡くなることには、普通の人より慣れていた日々。
そんな日々が7年間続きました。
その頃は哀しいと言う感情が消えてました。
当たり前のことのようになっていて、「早く済ませて次の仕事を」
そんなことすら考えていました。
その仕事から離れて約2年・・・
やっと哀しいと言う感情が戻って来ました。
そんな中でふと忘れかけていたある人の『死』を思い出しました。

まだ私が短大時代のことで、初めて身近に感じた『死』
小学校の時に英語を教えてくれていた大学生のお姉さん。
習っていた塾に先生としてアルバイトしていた人。
偶然にも叔母の同級生の人の娘さんで、母など知っていた感じ。
そう言うことで、その後のことなど何となく知っていたが、彼女の最後を
ニュ-スや新聞で聞くとは思わなかった。
彼女はお父さんと同じ教師の道を選び、地元より少し遠い場所にいることは
聞いていた。
が、その地で殺されたのだ。
その場所は私が通っていた短大の近くだった。
犯人は捕まり、それなりの理由はわかったみたいだが、初めて聞いた瞬間
自分の中で抑えられないほどの怒りと哀しみを覚えた。
何の罪もなく、犯人とも面識のない彼女が何故殺されなければいけないのか、
犯人が障害を持った人だったために、あまり深く追求されないことに対して
しばらくは何とも言えない日々を暮らしていた。
が、時がたち働くようになり、毎日が忙しくなると段々彼女のことも思い出さなく
なってしまった。
しかし、今彼女を思い出すことが多々ある。
遠い昔なので、彼女の姿や声など全然覚えてない。
でも彼女のことは忘れてはいけないような気がする。

改めて人の死を考えると、いろんな『死』にたずさわったことを思う。
誰にも看取ってもらえなかった人、たくさんの人に看取ってもらえた人、
亡くなったあとまで問題を残した人・・・
彼女を含め、たくさんの『死』を見てきた。
私の中でそれらは考えさせられるものばかりで、これからもずっと考えていかなければいけないものだと思う。
感情をなくした7年間・・・だけど、本当は感情を植え付けるための7年間だったのかも知れない・・・


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