マルク・シャガール。

この間テレビでglobeがパリでシャガールの生涯を追う…みたいな特集がやっていた。globeにもシャガールにも興味があるし、その番組を録画し、見てみた。なんて言うか、テレビだから多少の脚色なり変えてる部分もあるのかもしれないけど、私みたいにノンキに生活してるのなんかと比べると、本当に激動の世の中に生まれ、時代に翻弄された人なんだな、と思った。好きな女性の為に生まれ故郷、ロシアを捨て、有名な画家になろうとパリに出て、数年後に彼女を迎える為にロシアに戻れば革命。ロシアを追われてパリに戻ればナチスのユダヤ人狩り(シャガールはロシア出身だけどユダヤ人らしい)。それから逃れる為に南フランスからアメリカに跳べば、パリに戻る前に妻を亡くし…。その後はずっとパリに住んでいたみたいだったけど、妻を亡くすまで、一つの所に長くいる事が無いという、しかも、全部世界情勢の影響によって起こったことであって、大学で歴史を専攻していて、絵も大好きな私にとっては本当に興味深い内容だった。人の一生を"興味深い"なんて言葉で表すのはあんまりにも失礼なんだろうけど、でも、私にはそうとしか表現できない。表現力不足してるから。

現在上野でシャガール展をやっているらしい。見に行こうかな。時間あるかな。入場料1100円か…。でも見てみたい。絵を見るのが好き。その雰囲気を味わうのが好き。歴史的な、その時の時代背景を知るのが好き。
2002年05月05日(日)

diary / みきお

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