覚 書

日記だったり日記じゃなかったり

2004年09月14日(火)  買ったんですよ。

オーバー・ザ・ホライズン。橘早月さん。まだ全然序盤ですけど。猫が出て来て猫に誓うあたりまで(すごい序盤)。
やはり文章が上手いので読みやすいです。そして後書きを先に読んだので鉄にスポットを当てて読んでいるのですがい、いいなあ鉄…! こういう硬派なにおいはいい。オヤジがいっぱいいそうなのもいい(個人的)。

でも惜しむらくはイラストがいまいちだと言うことです。
なんつーのかなあ、これは萌え系なのか?
男の子や女の子が可愛かったりトーンを貼り込んでいたりCGでてれてれな絵に出来たりしなくてもまったく構わないので、この本は子供から大人まで描くことのできる絵描きとして最低限の技量を持っていて、なおかつ飛行機が描けるひとに頼むべきだったと思います。
別に無理にライトノベル系の作家に描かせなくてもいいと思いますよ。劇画だったりしたらさすがに困るけど、まともにアナログで絵を描くひとに描いてもらいたかったなあ。CGとかトーンワークとかどうでもいいからさ(CGは才能というより勉強と慣れとソフトの質だし)。まず画力があるひとに。
わたしの頭の中では少年と少女と工場と飛行機で既にラピュタなイメージなので、ああいう絵柄だったのならああうん、とは思ったかも知れないけども(まああそこまで巧さは求めませんけどさ…)。

まあ、新人さんの最初の本なんてまともなイラストレーターがつくことはまずないので、予想通りの下手さだったんですけども。つかこのひとプロなのか…?(おい) イラストレーターさんも新人だったり?

人間が描けなくてもいいから飛行機だけは描けててくれー! 美しいアウローラがビジュアルで見たいよ…! と思いましたが挿絵をぱらぱら見たかぎりではいまいちだったので寂しかった…飛行機が命なんじゃないのかなこの話…まだ読んでないけど……。

ということで挿絵は見ないことにします。
……そしてわたしの中で橘さんの話というのは結構硬派なイメージがあったので、表紙がそのイメージと違い過ぎて平積みになっていたのに見つけられずうろうろと探しまわったのは内緒です…(目逸らし)。先入観って恐ろしい。仙台にはないのかと思ったよ。←何軒か探した

ということでゆっくり読みます。ちょっと今忙しいのでまとめて読めない…うー、飛行機ー飛行機ー! ロマンだー。

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風樹夙 [MAIL] [紙の上へ]

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