■告白/湊かなえ
これは・・・困ったなぁ。
『中学校の女性教師が、自分の娘を殺害した犯人がこのクラスいると告白する』
確かに、読み始めたらとまらなくて、一気に読み進めてしまうことを考えると、 面白い小説だと言えなくもないのかもしれない。 ああ、そうかそういうことかと、納得も出来る。
けれど。
この後味の悪さ。 すべてが悪意に満ちてるが気がしてしまう。 被害者も加害者も関係者も全然救われなくて、え〜、どうしよう〜と思ってしまいました。
■英雄の書(上・下)/宮部みゆき
こちらは宮部さんのファンタジー。
なんだか装丁が重々しいなと思ったら、 中学生のお兄ちゃんが友人を二人刺して逃げちゃった。 えー、こっちも?
それじゃファンタジーにならないよね。
妹の友里子が『英雄の書』に操られたお兄ちゃんを助けるため冒険に出ます。 ファンタジーっぽくなってきたのはいいけれど、 そのファンタジーの部分が抽象的でわかりにくい。 たぶんワタシの想像力が貧困なせいなんだけど。 頭の中で映像化しづらいんだよね。
その辺を何とか納得させて、冒険に出たのだけど、 なんだか達成感がないなぁ。 スタートがシリアスなので、予想のつく部分もあったのだけど・・・。 現実世界もそれでいいのか?って気もするし・・・。
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