| 2008年03月27日(木) |
小説「阪急電車」・「図書館内乱」・「相棒」・「こころげそう」 |
■阪急電車/有川浩
楽しかったー。
関西の私鉄「阪急電鉄」を舞台にした、短編連作ですね。
今津線ということなんですが、 関東在住のワタシには聞いたこともない路線で、 これはこの路線を利用してる人なら、余計に面白いでしょうね。
物語が折り返して戻ってくるのも、また面白いです。
電車に乗り合わせた人たちの色々な人生。
通り過ぎるだけだったり、関わりあったり、楽しいお話ばかりでした。
初めてカップルの微笑ましくて、初々しいことったらないし。 漢字目の読めない彼氏の爆笑エピなど、 女の子たちが元気で可愛くて気持ちよくて(可愛くないおばさんたちもいましたが) 男の子も優しくて(しょうもない男もいたけど)。
あっという間に読み終えてしまって、 読み終わるのが残念なほど。 すごく楽しかったです。
これはあたりでした。
■図書館内乱/有川浩
前作の『図書館戦争』よりさらにラブコメになっている!
そして、確かに内乱ですね。
図書館内部で起こるトラブルに、 小牧教官をはじめ、手塚や柴崎の話などサブキャラメインのエピソードありと。
キャラの人となりや内面が描かれると、ついついはまっちゃうんだよね。
お気に入りの小牧教官に彼女が出来ちゃったよー。 もう、これは入り込めないほどのラブラブで。 あの小牧教官をここまで変えられると、太刀打ちできませんな。
堂上教官もどんどんカッコよくなって、 郁じゃなくても惚れるわ。
そしてとうとう郁に王子様の正体が。
彼女のためならまるで修羅のような小牧教官。 これ石田さんの声で聞いてみたいですね。 このエピソードあるといいな。
■相棒/五十嵐貴久
「相棒」といっても、ドラマの「相棒」ではなく。 坂本龍馬と土方歳三が相棒という、なさそうでありそう・・・でもやっぱりないか。
大政奉還直前、何者かに狙撃されそうになった上様(徳川慶喜)の 犯人探しを命じられいやいやコンビを組む二人。
思いっきり迷惑そうな土方さんと、なにやら楽しそう坂本さん。 土方さんの嫌味やつっこみを飄々とかわしていく坂本さんはやっぱり魅力的です。 で、土方さんはカッコいいし。
だんだん、友情・・・・とはちがうかな、お互いを認めるべきことろは認め、 そして信頼する、確かに相棒となっていくふたりがいい感じでした。
この時代なので、当たり前なんですが、 『幕末恋華・新選組』と『花柳剣士伝』のキャラが出てくるわ出てくるわで、楽しかったです。
新選組はもちろん、 伊東さんの御陵衛士では、三木さんや富山弥兵衛さん、 薩摩の半次郎さんや、坂本さんを崇拝してた陸奥さんも登場。 辰巳さんこと田中新兵衛の姉小路公知の事件まで出てきたり、 『幕末恋華』がこんなに幕末の知識になるとは、あなどれませんね。
やっぱり、龍馬暗殺は幕末の最大のミステリーですね。
そしてここで『幕末恋華・新選組』の才谷ルートになるとはびっくり。 これはホントにそういう説があるということ?
最後に登場するのが斉藤さんだったのも嬉しくて、 その結末もそうであったらいいなと、読後はほっこりしてしまいました。
■こころげそう/畠中恵
「男女九人 お江戸恋ものがたり」とありましたが、恋愛ミステリーですね。
幼なじみの9人。 今は成長して、それぞれの暮らしや立場があり、好きなようにはいきません。
そのあたりの切なさや葛藤はよくわかりましたが、 キャラがちょっと弱いかな。 9人もいるとしかたない?
****只今読書中**** <図書館危機・図書館革命/有川浩、ダイイング・アイ/東野圭吾>
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