| 2008年02月14日(木) |
小説「ちんぷんかん」・「まんまこと」・「いのちのパレード」 |
■ちんぷんかん/畠中恵
「しゃばけ」シリーズ、第6弾ですね。
『鬼と小鬼』
若だんな、死んじゃった!? 鳴家たちも一緒に連れて行ってしまうのが面白いですね。
冬吉とどこか出会えるといいですね。 笑いながらも、三途の川から戻ってこれない子達を思うと切ないお話でした。
『ちんぷんかん』
上野の寛朝さんの弟子秋英さんのお話で、若だんなたちは脇役でしたね。
『男ぶり』
母おたえさんと父籐兵衛さんの馴れ初めです。
今では、ただ息子に甘いだけのお父さんですが、 昔は、なかなか味のある人でしたね。
『今昔』
お兄さんの縁談話でしたが、 この中で一番ミステリーなお話でした。
『はるがいくよ』
これは切なかったです。
桜の花びらの妖の命は半月ほど。 誰にもどうすることも出来ません。
そして人の命も同じなんですね。
花は散り、人も逝くのは仕方のないことだけど、 だからこそ、愛おしくて切ないんですね。
仁吉たちの思いと、若だんなの決意がまた切なくて。
美しい桜の描写と相まって、泣けてしまいました。
■まんまこと/畠中恵
「しゃばけ」シリーズとはまた違った時代モノですね。
主人公は、江戸神田の名主の一人息子、麻之助。 麻之助は一見放蕩息子風で、いいかげんに見えますが、芯は結構いい男です。
名主が庶民のちょっとした揉め事の調停を行っていたんですね。 知らなかったわ。
父親のかわりに、名主の役を麻之助が請け負って、事件を解決するのがメインなのか、 麻之助の切ない恋心がメインなのか、どっちつかずな気もしましたが、 さくさくと読みやすいお話ばかりでした。
麻之助とその悪友、清十郎と吉五郎3人の成長物語でもあるのかな。
短編連作で、読み進めるうちに、登場人物の秘密や胸の内が徐々にわかってきて、 はまってきますね。
ただ、「しゃばけ」シリーズに比べると、インパクトが弱いかな? キャラクターも内容も。
でも、この先の彼らが気になることは確かです。
■いのちのパレード
かなり異質な短編集。
「無国籍で不思議な短編集を作りたい」というだけあって、 こういう変わった話の短編てすごく好きなので、楽しかった。
ブラックなもの、突拍子もないもの、コミカルなもの、ホントさまざま。
『夜想曲』が好きかな。
この短編集の中では優しい1篇。
****只今読書中**** <つくもがみ貸します/畠中恵、鴨川ホルモー・ホルモー六景/万城目学、 図書館戦争/有川浩>
予約してた本が重なって4冊も。3週間で読めるかな。
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