| 2007年12月09日(日) |
小説「おまけのこ」・「うそうそ」・「木洩れ日に泳ぐ魚」 |
■おまけのこ/畠中恵
しゃばけシリーズ第4弾です。
今回も短編集。
今回は、屏風のぞきや鳴家がメインの楽しいお話が多かったですね。
屏風のぞきと以前のシリーズの登場したお雛さんの話(『畳紙』)は、切なくも微笑ましかったです。 お雛さんも優しい子でね。 屏風のぞきもいい男に見えました。
真珠を持ったまま外にでちゃった鳴家の話(『おまけのこ』)も可愛かったですね。 声を聞いて、「うちの子」だってわかる若だんながいいですね。 そりゃ、鳴家も嬉しいわ。
■うそうそ/畠中恵
しゃばけシリーズ第5弾です。
今回はひさびさの長編ですね。
湯治という名目で旅に出る若だんな。 いつも一緒の手代のふたりと離れ離れになるという、いつもとは違う展開でしたが、 ちょっと間延びしてる印象でした。
同行した鳴家や獅子も可愛くて、楽しいシーンもたくさんあったし、 謎もいろいろあったけれど、盛り上がりに欠けたかなぁ。
若だんなはいつもよりまして、優しく感じました。 それでいて、きちんするべきことを見極めて行動する若だんなはカッコよかったけれど、 もっと過保護な仁吉と佐助も見たかったかな。
■木洩れ日に泳ぐ魚/恩田陸
引越しを翌日に控え、最後の一晩を過ごす男女のお話。
ある男の死について、真相を探り合うふたり。 すごい緊張感で、ドキドキしながら読みました。
男の死の真相だけでなく、意外な事実がみつかったり。
たった一晩、数時間で移り変わっていく感情や心理が怖いくらいに面白かったです。
読後感は不思議な感じでした。 気が抜けたような、さっぱりしたような。
****只今読書中**** <砂は(マ)のつく途の先!/喬林知、鹿男あをによし/万城目学>
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