セシルの日記

2006年08月10日(木) 小説「びっくり館の殺人」・「ドリームバスター3」・「エンド・ゲーム」

■◇かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド◇■

『びっくり館の殺人』(綾辻行人)

ミステリーランドだけど、綾辻さんで『館』ときたらもしかして?と思ったら、
やっぱり館シリーズでした。
ミステリーランドで館シリーズが読めるとは。
ああ、でも出版社は同じですね。


風変わりな建築家・中村青司が建てた「びっくり館」と呼ばれるお屋敷。
そこには老主人と孫が二人暮らし。
そこで起こる密室殺人。


館自体は、「びっくり館」と呼ばれる通りで、思ったほど大きな仕掛けはなかったかな。
結構シンプル。

事件のほうは、途中で犯人の予想はついてしまって、嫌な予感があたってしまったけど、
トリックは考えつくはずもなく。

終盤はだんだんホラーじみてきて、怖かったよ。
特にラストは。怖いままで終わるんだもん。



■ドリームバスター3/宮部みゆき

人間の悪夢の中に逃げ込んだ凶悪犯を捕まえるために、
異世界からやってきたドリームバスターの少年シェンとその師匠マエストロのお語。

このシリーズ、好きなんだけど、
確か2を読んだとき、話終わってないよと思ったんだよね。

『3』には3編収録されてますが、
最初のは『2』の殺人事件の目撃者の話のその後で、
次のも『2』の児童虐待の後半だし。
忘れちゃってるよ・・・・。
で、3編目は「ドリームバスター4」に繋がってるんだよね。
んー・・・・何年待てばいいんだよ・・・。


今回はあまりドリームバスターしてませんね。
2編目も、解決したけど、したのはシェンとマエストロではないし。
3編目も、また違ったフィールドで。

3編目の「時間」の概念の話は面白いですね。
夜が来て朝も来るけど、時の流れが存在しない世界。
だから、お腹もすかなければ退屈もしない。
そもそも時間てなんなのだ。考えると抜け出せなくなりそう・・・・。

新キャラの田舎からきたカーリンも楽しい娘だし、シェンの母ローズの存在も気になるし。

だから、次はいつ〜?



■エンド・ゲーム―常野物語/恩田陸

常野物語の最新作ですね。

不思議な力を持った一族の話ですが、
舞台が現代のせいか前作の常野物語とはだいぶ雰囲気が違うかな。

「あれ」を裏返さなければ、裏返される。
イメージはオセロ?

父は行方不明、母も「裏返され」一人残ってしまった時子。
そこへ「洗濯屋」の火浦が現れて・・・・・。

ミステリアスな火浦がすごく魅力的で、物語も途中までサスペンス風で面白かったんだけど、
後半現実から離れて別の空間に行ってしまって、
ラストも今ひとつ理解できないままで終わってしまった。

最近恩田さんの作品を読むたびに、最後の最後ので、もやもやしてしまうことが多いなぁ。
ワタシの理解力が足らないだけか?




****只今読書中****
<地にはマのつく星が降る!/喬林知、県庁の星/桂望実>



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