セシルの日記

2004年01月14日(水) エースをねらえ!

ドラマ化に先駆けてというわけではなかったのだけど、
友人に借りていた「エースをねらえ!」を読みました。
・・面白かった!
さすがに名作とよばれるだけのことはあります。
たしかに漫画の描き方とか、ファッションとか古いんだけど、
ストーリの面白さや人物の描き方は今読んでも充分過ぎるほど。
何で今まで読んだことなかったんだろうと思うぐらい。

宗方コーチの強くて深い愛に打ちひしがれました。

「テニスの王子様」も中学生とは思えませんが、
「エース・・」も高校生とはとてもとても・・・。
みんな大人です。

ヒロインの岡ひろみと男子テニス部の藤堂さん(生徒会長だよ!!)は
ひそかにお互い好き同士なのですが、その思いに気づいた宗方コーチは
今恋愛は早すぎると反対するのでが、ただ頭ごなしに反対するのではなく
今、何が一番大事なのかをわからせるのですよ。
その時に宗方コーチが藤堂さんに言った言葉が

『女の成長を妨げるような愛し方をするな』

ですよ!
そんなこと、高校生に要求するなよ、と思うのだけど、
藤堂さんはわかってしまうのだ。
で、そのあとはひろみに思いを告げることなく、
ただひたすら見守っていく。
ひろみは宗方コーチと藤堂さんの愛に包まれて、成長していくわけです。

そして、眼鏡スキーに見逃せないのが、
藤堂さんの友人で新聞部の千葉ちゃん。
眼鏡を外すと超美形という少女漫画の王道を行く彼も
ひろみのことが好きなんですよねー。
でも彼は藤堂さんとひろみの思いを知っているので、
それを応援しつつも、千葉ちゃんなりの愛し方をしていくのです(涙)。

それ以外にも男子テニス部長の尾崎さんはお蝶夫人に恋していたりと、
「エースをねらえ!」はただのスポ根漫画ではなく、
愛の物語なのだった。
いや、テニスシーンもふんだんにありますけどね。

読めば読むほどドラマ化は難しいだろうなと。
それでも怖いもの見たさにきっと見てしまうのでしょう。
千葉ちゃんはちゃんと眼鏡かな?
眼鏡じゃないと千葉ちゃんじゃないのだよ。



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