優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2011年08月03日(水) セントレア。

昨夜は眠剤を飲んでとっとと寝た。
朝、メール着信音。

ん?…masaya?


 「セントレア降りて徘徊中」


ん?何それ。意味わかんない。


 「どこいくの?」

 「帰って来た。ここから休みがスタート。」

 「出張から?遊び?今日から休みスタート?」

 「予定外の時間でセントレアで途方に暮れる。本日どうしよう。」

 「徘徊しつくしたの?てか、なんで予定外の時間に着くのよー。」


ますます意味わからん。


 「店が開いてきたので。さて、1日どうするか。」

 「1日?なんで1日なの?寝起きで事態が把握しきれてませんよ。」

 「突然だがゆうちゃんは今日お暇だったりする?」

 「今日は暇でつよ。」

 「私は名古屋です。夕方杉まで時間あります。ただし車です。どうしましょう?」

 「名古屋かぁ?て、車ぁ?」

 「途中のどこかでもよいが、大垣くらいしかないしな。

 「大垣てどこ?こだま?」

 「米原の次で名古屋の手前。のぞみやひかりは停まらない。」

 「停まらないじゃん。米原から在来線じゃん。1時間半かかるよ。」

 「そかそか。じゃぁいかんともしがたいなぁ…。」


あ。何?逢おうって言ってるの?
ここまでで、既に1時間半もメールのやりとりをしてるわけです。
逢うつもりだったら、と早く言えばいいのに。

とりあえず、電話をかける。


 「もしもし。大垣とか1時間半とか2時間かかるぉ。名古屋のが早いでつが。」

 「そらそうやな。」

 「ていうか、米原とか岐阜羽島にしても、今『こだま』が少ないす。」

 「のぞみで名古屋まで50分のが早いな。」

 「ですね。行けるのは行けますが、あたくし、ぶっちゃけ金欠なんで。」

 「帰りの交通費くらい出しますよ。ええ。」

 「あらまぁ。」


彼は、マイレージのポイントで大学時代の御学友とグアムへ行ってたらすぃ。1月にはもう予定組んでたらしぃ。


 「なんで行く前に言ってくれないのよ!貝殻のチョコ買って来て欲しかったのに。名古屋行ったらマカダミアチョコくれるの?」

 「いるなら差し上げますが。」

 「いらないっ!貝殻のチョコが良かったの!」

 「はぁ。」

 「…んじゃ、取りあえず行きますよ。12時台ののぞみだと思う。」

 「あい、お待ちしております。」


名古屋駅の裏側の出口で待ち合わせる。
待ち合わせ場所からちょっと離れた場所に車停めて、ほら,探せーみたいな顔でmasayaは外にも出て来ない。

テクテクと車まで歩いてって、勝手に助手席開けて乗り込む。


「あい。どーも。」

「どーも。」


何も言わずにナビに従い車を走らせるが、ナビあるのに、道間違えて迷ってるし。方向音痴の人はナビをつけても方向音痴なのね。変わってないなぁ…。

名古屋駅から一番近いと思われる、ラブホテル。
SM部屋だって。
 
でも、今日は、話してる時間多かったな。

ソファで長い事話して、お風呂で話して、まぁ旅行返りってのもあるけど、色々話して楽しかったす。


 「また育ったねへ。」


お風呂であたしのウエストの肉を摘んで、masayaは笑う。
でも彼は痩せろとか言わない。


 「テキトーにがんばるよ。」

 「テキトーにがんばりたまへ。」


車で3時間くらいかかるって言うし、明日は宇都宮で仕事で、それ終わったら休みって言うてた。
5時に出ても8時すぎで、明日の朝には宇都宮かぁ…。

とか思うと、晩ご飯とかも無理だし、あんま遅くなれないし。
あたしは歳上の彼から、必ず電話があるし…。


 「じゃぁこれで帰りの切符でもかっておくれ。」

 「え?こんないらないよ。お釣り返す。」

 「いいよ、ボーナスたくさん貰ったんで。」

 「ほんといいの?」

 「ん?呼んじゃったし。」

 「じゃ、ありがたくいただきます♪」


丁寧に4つ折りにされた1万円札。
ほんとに交通費出してくれた。
 
今の彼の名刺を貰った。逢う度に貰おうと思ってて、もう何年?
 
まったく躊躇せずに、あたしに渡して大丈夫?
…masaya君、なんの心配もしてないんだ。笑
前のは写真付きだったね。
新しいのは、表に理学博士とか書いてて、偉そうだよ。


 「丁度、昨日さ、masaya君のこと考えてたんだよ。ていうか、元は『鯵が食べたい』から沼津の漁港に行きたいで、masaya君になったんだけどね。」

 「干物くらいならいつでも送れるぞ。青い包みの店で買うんだよ。」

 「うん。」


名古屋駅に向う車の中で、話す。


 「大阪にも、ゆっくり来てね。」

 「そうだなぁ。なかなか機会がないんだよなぁ。」

 「そだね。…たこ焼きを焼く時間くらいはゆっくりしたいですね。」

 「必死になって焼くわけですね。」

 「そそ。」


そんなことを話してるうちに、駅前に到着。
なんで行きはナビありで30分くらいかかってるのに、帰りは10分かからないんだぁ?笑

ちょうど、信号が赤になった。


 「降りるね。ありがと。」


車の中からmasayaがカーディガンを差し出す。あ、忘れてた。


 「あい。また。」


走って歩行者信号の青を渡って、地下におりようとしたけど、急に気が変わって、向こう側の彼の車を見る。右折ウィンカーだ。

車内の様子はわかんない。こっち見てるのか、見てないのか。
それでも反対側から、おもいっきり手を振ってから、地下に降りた。

4つ折りの1万円札で格安チケットを買って、みどりの窓口で指定取って、息子にお土産を買ってぎりぎりで、新幹線に飛び乗る。

 
名古屋13時9分着。
名古屋17時15分発。
滞在時間はわずか4時間。
 
 
お互い、短時間ってわかってんのにね。
ていうか、切り出すのが遅いんだよ。1時間半もメールやりとりしてるのに。

気遣ったのかな?あたし眠剤でラリってたし。


今日はたくさん話せて楽しかった。
彼と話して楽しいのは、どんな話しでも聞き流したりしないから。
すごいくだらない話しでも、ちゃんと聞いてくれて会話が続く。
昔の話し、今の話し、太った話し、クレーマーの話し、彼の仕事の話し、たこ焼きやの話し、スマル亭の話し。笑

質問には的確な答え。

ほんと脱帽。
そして、相変わらずのスタンス。尊敬。

急だったけど、逢えて良かった。
 
 
 


 < past  INDEX  will>


~*Yuu
エンピツ