ゆらりくらり
DiaryINDEXpastwill


2005年02月05日(土) 力になりたいことが力になる

夏に買った夏の本をようやく手にとって
昨日から読み始めて読み終わった。
「海のふた」
よしもとばななの作品って
どきっとする事件とかその解決ではなくて
人の内側から生まれてくるものを
ゆっくり見ているだけのような雰囲気で
私は 読むと地味に静かに何かがとけてゆく。

地味で静かということは かたくな というのとは違う
自分が出来ることと出来ないことを把握して
生活してゆくということ
きちんと眠って起きて食事をして排泄して愛し合える状態を
維持する(あるいは作る)努力を生活というと思う。


とても印象に残っているのは
「環境破壊」というような言葉を聞くと
思い浮かぶのは熱帯雨林の破壊だとか大きなことを思い出す。
なのに、ほんの少しのお金のいざござで
個人が大事に育てていた木や庭が壊されてゆくことは
小さなことだと 思わされていないか?
というような内容のところ。

大きなショックを与えて 小さなことから目を背けさせる
そういうことだよなぁ
本当はもう必要ないダム問題とかさ
海岸線のテトラポットとかさ
絶滅危惧種の生物たちや
原子力発電所だとか軍隊の必要性だとか
漠然とした不安や焦燥感をみんなが重く抱えているような気がする。
知ったこっちゃない って言っている人だって
そう言う問題があるということを知っていて目をそむけているから
目をそむけているなぁ。という気持ちがあるはずだ。
多分大きな戦争があるたびに そんなふうに教育されるように
なってきたんだ。

でもそこで
大きな問題に対する無力感に打ちひしがれたり
罪悪感にさいなまされたり
逆切れする必要はなくって
やっぱり
出来ることと出来ないことを見極めて生活してゆくことだと
あらためて思ったのだった。
自分や周囲の人を壊してしまったら 生活は出来ない。
ごはんを「おいしい」と思って食べることは
なんて基本でなんて重要なんだろう と
そう思ったのさ。

なんだかとっても読書感想文・・・・

×××××今日のお飲み物×××××

☆桂花香茶
☆特級黄山雲霧茶

×××××今日のお読み物×××××

海のふた/よしもとばなな


ゆら |MAILHomePage

My追加