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■ 帰国しました
エジプトから帰ってきました! いや、もう夜討ち朝駆け当たり前〜な強行軍でしたが、 非常に楽しかったです! 心残りは、カイロ考古学博物館!! 2時間の見学じゃ、ツタンカーメンの黄金のマスクとか副葬品&ミイラ室位しか見れないんですよ!!にゃ―――っ!(憤悶) ………昼ごはんいらないから、居残りさせてくれ!と訴えればよかった! と後悔。 大して大きな博物館ではなかったので、後2時間あれば総なめできたと思うんですよね〜くぅ!
まず最初のイベント。 クフ王のピラミッド内部潜入! 感動……と共に強烈な筋肉痛を与えてくれたファラオの呪いに慄き、 JTBがお金を積んで特別許可をとったスフィンクスの足元に潜入! 地獄の沙汰も金次第は現世でも有効だという事を実感し、 太陽の船 間近で見て、感動……するより、靴覆い用のカバーが外れかけるのが心配で気もそぞろ、 最後にラクダの背にのって悠々散歩 ガイドの目の無い所で、うっかり御者のおっさんにボールペンを掠め取られる(……)日本のボールペンはエジプトでは垂涎の的らしい。ねだられるので要注意! ついでに降りる時、むちゃくちゃ大変だったのです! 前側に乗っていたらば、最初に前足折って後ろ足……とラクダはかがむわけだが、バランスとるために普段使わない筋肉を使い、激しい痛みに悶えることに!―――まぁ、それも良き思い出と今は思えるんですけれどもね(笑)
アスワン・ハイ・ダム ……朝五時の飛行機に乗る為、2時に起きる(苦笑) たどり着いたそこは…デカイ!広い!先が見えない!! とにかくダム湖=(ナセル湖)と、水力発電所(落差100mではたいした電力が作れなくて、あまり意味がないらしい)以外何もない!! ………しかし、アフリカ大陸の暑さを実感! その後、石切場 ……切りかけのオベリスク位がメイン。……以上終わり(←おい) 数時間で次のアブシンベルへの飛行機へゴー!
アブシンベル大神殿&小神殿 これは本当にすばらしかったです!!念願かなってやっと見れた!! ……写真は取れなかったけど(苦笑) アブシンベル神殿で行われる夜の音と光のショー ……つかれきった体には感動よりも睡魔が勝り、物凄く物凄くすばらしいものであったにも関わらず……ほとんど覚えていない有様(滅) 翌日、夜明けのアブシンベル。 夏至でも冬至でもないので朝日は神殿内には入りません!…それでも日の出時間前に出発(……)―――神殿を背に、ご来光を仰ぐ。 エジプトの朝日は鮮やかでした。(合掌) ―――しかし、朝日にウツツを抜かしている内に時間になってしまい、朝のアブシンベル神殿潜入に失敗。悔いを残す。 ちなみに。 アブシンベルでは、憮然とする記憶が一つ。 ホテルの売店でエジプシャン・ポンドで払う所を、ドルで払って気づかず、大損してたりするのですよ〜めそ。(←おばかすぎ)定価の5倍もはらっちゃったよ。あの売店の兄さん、顔忘れないわ!!(怒)
続いてルクソール ここも南エジプト、アフリカの炎熱地獄再び(笑) 東岸観光のスタートは、ルクソール博物館。 大仏様と同じ人々を睥睨する巨大ファラオの顔がババンとしょっぱなに登場。その後死者を見守る黄金の牛の頭部。無き濡れたように見える象嵌の目が圧巻。裕福の象徴らしい算段腹が見事な書記の坐像、その後石鹸を見るように滑らかに表面を研磨されたファラオの等身大像とか、アメリカ帰りのラムセスのおじいさんかも?なミイラとか、写実主義なアマルナ芸術は、像の首のところや顔に皺入っていて、壁絵はやたら書き込みが多い。
次にカルナック神殿 超有名な、大列柱室&オベリスク他鑑賞。 ……スケールンのデカさに脱帽。すごかった! しかし。 ラムセス二世!あんた、人が建てたものにまでなんでも自分の名前付ける癖なんとかしろや(爆笑) もう、どこにもそこにも「ラムセス二世」の名前(=カルトゥーシュ)発見!自己主張の激しい治世60ウン年のご長寿ファラオは、はっきりいえば偉大である(うん) ……日差しに負けず、続いてルクソール神殿へ。 ここではツタンカーメン王と王妃アンケセナーメンの坐像が悲哀を誘う。 仲が物凄く良かった二人の雰囲気が出ている優しい坐像だったんですが、横の壁に書かれたツタンカーメンの名前は削られ、彼を殺した(かもしれない)次の王、アイの名前が彫られていたりして、なんともかんとも。 その外、カルナック神殿からルクソール神殿へと祀られた神の像が渡ってくるお祭りの様子が書かれた壁画はすばらしかった。
翌日、ルクソール西岸観光。 空を飛ぶ気球…には乗れなかったけれど(危険だから今回のツアーにはオプションでもついていなかった噂の気球/笑)
王家の谷 墓の中は、蒸し風呂状態だった(苦笑)外の方がまだ涼しいと思える蒸し暑さに閉口。 ここは、もう世界中の人間が来ていて、物凄くイモ洗い状態(遠い目) それでもまだ「マシ」らしい。 冬が本格化する頃はハイ・シーズンになって、もっとエジプトは混む!というのがガイドの言。 ツタンカーメン王の墓 ……実際に棺が置かれ、その中にファラオのミイラが眠っているが、治世は数年だった王なだけに、墓はシンプル。というより、時間無さ過ぎて通路降りたらすぐ前室、供物室、玄室、宝物庫……以上終わりな3LDKなみ。(←どういう例えじゃ) 他にも二つばかり王の墓を見たが、見事な壁絵に脱帽。開いた口がふさがらず、たっぷり砂まじり、埃まじりの空気を吸いまくる(…)
その後見た、貴族の墓 墓泥棒達が作った村の中にある墓(墓があるから村になったという書き方mのが正しいか)は、まぁ一部屋のみ。シンプルな作り。
墓が綺麗といえば王妃の墓らしいが、この旅行の行程にはくみこまれていなかった。 ―――叶うならば、もっとも美しいとされるラムセス2世の妻=ネフェルタリの墓が見たかったなぁ。現在公開されてないけどもさ(だめじゃん)
続いて、ハトシェプスト女王葬祭殿 とにかくでかい!すごい!女王なのに王にあった人は彼女だけ! 彼女の治世化はとても平和で、ついでに産業と他国との交易が盛んで国は豊かになったらしい。が、邪魔な正統な王位継承者である息子を僻地に飛ばして戦争三昧の境遇にしたツケを彼女はその命であがなう事に…。 息子返り咲き、王になる。 その後、葬祭殿からその他もろもろ、ハトシェプスト女王のカルトゥーシュから壁画から、全部削らせる執拗さに恨み骨髄感がバリバリでていて凄かった。
翌日は、サッカラ、ダハシュール、メンフィス観光&ハンハリーリ市場で買い物 一番手は、史上最初のピラミッドといわれる、ジョセル王の階段ピラミッド。 ……試行錯誤の後が物凄く、これを設計したイムホテプさんは天才ですね。つか、天才って奇天烈な事するもんみたいですね。(しみじみ) 二番手、屈折ピラミッド&赤のピラミッド。 ……砂漠のど真ん中。失敗は成功の母を地でゆく頑張ったでしょう!なピラミッド達である。屈折ピラミッドは失敗作3作目。四作目が赤のピラミッドらしい。 とにかく、赤のピラミッドは美しかった。ギザのピラミッドより綺麗だったかも。……大きさは兎も角(苦笑) 三番手、メンフィス遺跡。 ……横たわるラムセス2世の巨像は、ほんとうにでかかったっす! 流石巨像!←そのまんまじゃないか。他に表現はないのか?! 最後は、ハンハリーリ市場。 ……チープで雑然とした市場は、偽者天国である。 例えるならば、エジプト版「アメ横」(笑) 偽者とわかっていて買う分には非常に楽しい市場である。ここで会社へのお土産をゲット。アーモンドを干しナツメ椰子の実で包んだお菓子が美味。干し柿のようなテイスト。 もう一つ、手軽なお土産、「香水瓶」10個入りをゲット。もちろん値切ったが、もう一声いけたか…とちょっぴり不満。 次は、エジプトの民族衣装の一種「ガラベイヤ」 これは白熱の値切り勝負を繰り広げて、ゲット。お店のお兄さん限界ギリギリまで粘る。サイズがあまり無く、時間もなくて、ほしいものがあんまり買えなかったのが残念!―――非常に楽しかった買い物でしたv
最終日 モスク見学 ……厳粛な気分になるところ。 ただ、フランスにあこがれた某氏がオベリスクと交換した(仏コンコルド広場にある奴)時計塔は送られてきてから一度も動いた事がないという壊れたヤツを贈られて文句も言わないとは…と、苦笑がもれたりしたのだが。 憧れっつーのは騙されてもOKなのだろうか?「おのれ、フランス(怒)」てことにはならなかったらしい。 エジプトの小学生が、校外学習なんだかしらないがウジャウジャしていて、一生懸命「Hello!」と話しかけてくるのが微笑ましい。英語使いたいんだなぁ〜かわいいなぁ〜とか和んでいると、「写真とって!」とねだられ、いいよいいよと撮ると手を差し出される……おいこら、ちょっと待てヤ、オラ。あんたら自分で強請っといて、タダじゃないのかよ!(笑)というオチがつくので要注意。
カイロ考古学博物館。 ―――…あこがれ続けた(笑)ツタンカーメンの黄金のマスクとご対面!! 吉村教授はツタンカーメン王墓の発掘に関する本を読んで、考古学者になったという位、超有名なファラオの墓…に埋葬されていた副葬品は全てカイロ博物館が所蔵している。それらを堪能。 黄金きらきら。副葬品じゃらじゃら。とにかく瞬きも惜しくなるほどの財宝である。……こりゃ、発見した人は呪われるっつーの。(苦笑) その後、ミイラ室にも入室。 王のミイラ……顔に幾つもヤリを受けて苦しそうな死に顔のミイラとかもありましたが(苦笑)やはりここでもっとも注目したいのが「ラムセス家」の三体のミイラでしょう。ラムセス2世本人、祖父、息子の三体が安置されており、その顔は「やっぱり遺伝やね〜」というほど似ている。(ミイラだけど) 幾つものミイラ達のご尊顔を拝し奉ったが、やはり一番目を引くのは「ラムセス2世」のミイラだろう。 90位まで生きたという彼のミイラは、まさに骨皮筋太郎である。 が、でかい!平均身長160cm位が標準だった古代エジプトで、180cm 位ある彼は規格外。つか、平均寿命30〜40位の古代人がその3倍生きたっていうのからしてミラクルである。 だからこそ、自分を「神格化」したりする頭イカレ具合を披露するに至るわけだが……それはまぁいいとして。 如何せん時間が足りなくて、残念無念な尻切れトンボで観光終了。
全体的感想をいえば、 強行軍であろうとも、いつもより歩く距離はすくなかった…というのが印象。 初日のクフ王のピラミッドで王の呪い(笑)的筋肉痛に泣かされた以外は、問題なく、とにかく楽しい旅行でした。 ―――まぁ、同行していたツアーの客達の中には注射打った人もいたみたいだけれど。(←今回の避雷針はその人たちだったりして?) その他は以下の通り。
料理 肉肉しいものばかりでしたが、(シシカバブとか鳥とか) 全体的にどの料理もおいしかった。特に、イカのトマト煮込みは絶品! 名物「ハト料理」は食べなかった。鳥インフルエンザの関係で「ハト料理」は現在取りやめている。しかし、どうしても!というなら食べれるけどどうする?と聞かれて、食べようと思う人間は微妙に少ないと思われる。ツアー客25人中4人のみ手を上げていた。彼らは勇者だと思う(つか、興味はあるが別にどうしても…というほどではなかったのである)
水 500mlペットボトル4本持っていった。 結局、食事の時に出たペットボトルを一回持ち帰り、四件中二つのホテルで用意されていた1.5Lペットボトルの水を合わせて、全行程の水分補給はぴったり足りたので、現地で水を買わずに済んでしまった。
ビール エジプトはビール発祥の地である。 有名どころは「サッカラ」「ステラ」 全部で四種類の銘柄がある。 「サッカラ」「ルクソール」「マイスター」「ステラ」 お勧めは「ステラ」。瓶と缶があるが瓶のものがイイ。 ちなみに種類も多い。 「ステラ・ラガー」「ステラ」「ステラ・プレミアム」 アルコール度数は、左から4.5、5.5、6.5 中でも絶品は、「ステラ・プレミアム」 ―――…一番おいしかったvvしかし、中々お目にかかれない。(残念無念) レストランで昼食をとる時は、飲み物は別注文なので、恐れも遠慮もせず「ビール」を頼もう!
そんなところかな。
とにもかくにも。 あっといまの8日間でした。
現在、旅行前から引いていた風邪をこじらせ、発熱中……というオチがついたところで、エジプト簡易版旅行記は終幕なのであります。めでたしめでたし(?)
2006年11月05日(日)
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