ビリヤードしようぜ!初心者歓迎★番外編★...金の字

 

 

メコンを舐めながら2 - 2007年12月11日(火)

手招きをしてくれた女性のうちの一人が横に座った。名前はJAと言った。
「このイベントは何なの?」と俺。
「これはお葬式なのよ。彼女が死んだの」
写真が飾ってある。中年の女性だ。
「Drink,drink,drink everyday」

なるほど。アルコールで死んだのか。
だけどお葬式というには余りにも明るい雰囲気。これがタイ流なのか。

「貴方はどこから来たの?」
「イープン(日本)」
「コラートに友達はいるの?」
「いや、いない」
「じゃぁ私が最初の友達になるわ」

次の日夕飯を食べることに。
Save One Marketという巨大な露店街に行った。
友達にキティちゃんの財布、コンバースのTシャツ、ナイキの財布をお土産に。
「コピーよ」とJAは笑うが構いやしない。

屋台でトムヤムクン、オムレツ、焼きそばとペプシ。
熱くて辛くて。
美味い。

トゥクトゥクで帰路に。
爆音と熱風。

知らない人の葬式に出て。
女の子と知り合って。
ご飯を食べて。
トゥクトゥクに一緒に乗って町を流している。

夢みたいだ。

ホテルの前で別れる。

「また会おう」
半分本当で半分嘘。

ホテルに隣接しているバーに行った。
体調を考慮して大会期間中は強い酒を飲まなかったが今日は良いだろう。

シンハーをチェイサーにしてメコンを頼む。
バーの娘が「なぜそんな不味いものを・・・」という顔で苦笑い。

うん、苦い酒だ。
鴨ちゃん(西原理恵子のダンナ)が愛した酒。

最初は町に漂うお香の香り、排気ガスの匂い、飯の匂い。
大嫌いだったが、今では気にならなくなった。

コラートの夜は更けていく。








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