師匠戦記 第5章 by R-MOON

 

 

あなたが - 2004年06月09日(水)

あなたが生まれてきた時、あなたは泣いていて周りの人は笑っていたでしょう。

あなたが死ぬ時、周りの人は泣いていてあなたは笑っている、

そんな人生を送りなさい。


というネイティブアメリカンの諺があるわけです。


今日は学校に行く必要がないので祖母の見舞いに夕方から行ってきました。
もう意識朦朧で、たまに言葉にならない言葉を喋る以外はほぼ何も出来ない状態です。
半植物人間と言ってもいいでしょう。

声をかけてみるものの、殆ど応答せず。
利尿剤を使ってますが、貼るモルヒネ(というものが今はあるらしい)と、
強くなった痛み止めの副作用でほとんど尿が出ない状態。
肝臓ガンからくる全身への転移で、ほとんどの臓器が内臓器不全とのことでした。

母は看病しつつ少し泣いていたようです。
母方のほうの祖母は既に他界しています、母にとっては義理の母になるのですが。
母と祖母が一緒に暮らしていた時間は30年にもなるので。
思うところは色々ある気がします。

おそらくここ2、3日で死ぬという話を聞きました。
祖母には4人子供が居て、さらに俺と姉。
子育てというレベルのものではおそらく最低でも6人程度はやっているのかと。
我が家は共働きだったので幼少時代は祖母に育てられた印象が強いです。
どうして祖母は末っ子である父と住んでいるのか。
そんな疑問はあるのですが、自分は祖母に育ててもらったという事実に感謝しています。

色々と思い出はありますが言葉にすると色あせてしまう気がするので。
最後の時には「さようなら」ではなく「ありがとう」と言いたいですね。

今日は意識しているのかいないのかはわからないのですが。
祖母は少し涙を流していました。

多分自分は祖母が死んだ時泣いていると思います。
それは祖母が死んだことに対する悲しみではなくて。
なによりの言葉よりも感謝の気持ちが伝わってくれる気がするので。

自分も母も父も、祖母が育てた人はみんな泣いてしまうでしょう。

だからこそ、祖母が最後の時には笑っていて欲しいと思います。
もう言葉は届かないので叶わぬ願いかもしれませんが。

我々はみんな泣く、だからこそ笑ってください。
あなたがそれだけの人生を生きてきた証なので。

いじょ。


-



 

 

 

 

旅行の行き先
時間旅行(過去)
時間旅行(未来)

Mail